先日、たまたま無料のピアノコンサートに足を運びました。
3時間。
リスト、ショパン、ブラームス、バッハ――
誰もが知る名曲が、次々と演奏される。
それはそれで、すごかった。
技術もある。
難曲も完璧に弾き切る。

でも。
正直に言うと、
一番心に残ったのは、ジブリの曲でした。
その演奏者だけが、
有名なクラシック作曲家ではなく、
ジブリを選んでいた。
ジャンルが違ったから印象に残った?
いや、違う。
楽しかったから。
そして何より――
僕たちを楽しませようとしてくれていたから。
どうしても、素人が弾くと「発表」になりやすい。
努力の結晶です。
でも、
それが「自慢」や「自己満足」に傾いた瞬間、
音楽は観客から離れていく。
うまいのに、残らない。
日本は特に、
音楽を“競うもの”にしがちです。
超絶技巧。
速さ。
難度。
もちろん技術は尊い。
でも、
音を楽しむ、と書いて「音楽」。
いつから、「勝つためのもの」になったのでしょう。
もったいなさすぎる。
ジブリを弾いた彼は、
右手に鍵盤ハーモニカ、
左手の伴奏をピアノ、
楽しくリズムを揺らしていました。
そこにあったのは、
技術の披露ではなく、
「一緒に楽しみましょう」という姿勢。
だから、心に残った!
無料で聴かせてもらって、
こんなことを思うのも失礼かもしれません。
でも同時に、
僕にとっては大切な学びでした。
僕も、気をつけよう。
カウンセリングも、講座も、発信も。
「すごい」と言われることを目指すのか。
「楽しかった」と言われることを目指すのか。
どちらが、人の心に残るか。
答えは、もうわかっています。
上手さより、思いやり。
技術より、楽しませようとする姿勢。
音楽も、
仕事も、
人間関係も。
すべて、同じだと思いました。
あなたは今、
“うまくやろう”としていませんか?
それとも、
“楽しませよう”としていますか?
どちらが、人の心に残るでしょう。
