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お布施ブログ

神社昌弘のお布施ブログです。

実体験から得た「生きる知恵」を、皆様の日常に役立てていただきたいという願いを込めて書いています。


最新のコラムは、こちらにも書いています。
2019/07/19
人生の先輩が教えてくれた『まずは』人を輝かせること  

かつての僕は…

輝いている人に出会うと、自分の影が見えて苦しかったです。

 

輝いている人の光が強ければ強いほど、自分の影が浮き彫りになって、苦しくて、もどかしくて、悔しくて、仕方がありませんでした。

残念なことに、相手を非難することで、自分を肯定することもありました。そんなことしかできなかったんですね。

 

そんな自分が嫌で嫌で仕方なくて…

でも、どうすることもできなくて…

そうして、「自分が輝こう」と決めました。

 

必死に努力をして、むちゃくちゃ頑張って、たくさん成果を出して、輝き始めた時のこと。

 

最初は良かったものの…

今度は、僕が相手に影を作るようになって、ねたまれたり、非難されたり、偏見が生まれたりするようになりました。

 

そんな時、人生の先輩が教えてくれたことがあります。

 

それは、

『まずは、自分のまわりを輝かせること』

それが大事だということ!

 

自分だけが輝いていると、相手に影ができてしまう。

だから、まずは、自分のまわりを輝かせることが大事!

まわりを輝かせて、その光で、自分も輝かせてもらうことが素敵だと教わりました。

 

人として生きていると、他人と比べてしまいます。

他人と比べてしか、自分の存在価値がわからないのだから、こればかりはどうすることもできませんよね。

だからこそ、ここで気を付けたいことが三つあります。

 

①責めないこと

②裁かないこと

③追い込まないこと

 

自分にも他人にも光と影があることに気づいて、自分も他人も責めず、裁かず、追い込まず、ありのままでいてください。

ありのままにいることが、すでに輝いているということなのですから。


2019/07/17
消し去りたい過去は『ありたい』未来へのエネルギー  

僕は、かつてイギリスで日本語教師をしていたことがあるのですが。

当時のメモを読み返して、改めて心に留めておきたいことがあったので、今日はそれをシェアしたいと思います。

 

『イギリス人生徒たちはボールペンを使用する』

 

彼らは鉛筆やシャープペンシルではなく、青色のボールペンを使うことが多かったです。

まだ中学生なのに、「なぜボールペンなのか?」

それは、「消し去らないことが大切だから」「間違いをそのまま認めることが次につながるから」だと恩師から聞きました。

生きていれば、消し去りたいもののひとつやふたつはありますよね。

 

そこで、消しゴムを使って消し去ることができたら、どんなにスッキリするでしょう。

でも、起こった出来事をなかったことにできませんよね。どんなにキレイに消しても、心の中に残っているものはあります。

 

人は皆、失敗や間違いを犯しながら成長してきますが、あの頃のイギリス人生徒たちを見ていると、

・正解だけを書かなくてもいい

・間違えても大丈夫

・書き間違いは消し去らないことが大事

・過程や失敗は消してはいけない

・ぜんぶが大事

そんなことを教わります。

 

これは人生と一緒ですよね?

自分が、いま感じているもの、いまここで思っていること、これまで体験して考えてきたこと、どれもすべてが大事で、消し去る必要なんて一切ない!のですね。

 

過去も過程も、ぜんぶ大切な「宝物」なのです!

だから、もし消し去りたい過去があっても、それを在りたい未来へのエネルギーに変えて、全部を「丸」にして、全肯定して、笑顔でいけたらいいですね。