少し、正直な話をします。
僕は、
スピリチュアルを信じています。
魂の話も、意味のあることだと思っています。
でも――
ずっと、苦しかった。
なぜなら、
「分かっているはずの自分」が
まったく楽になっていなかったからです。

人からは、よく言われます。
「神社さんは、悟ってますよね」
「もう超えてますよね」
「軸があって、ブレないですよね」
正直に言うと、
そのたびに、心のどこかがザワつきました。
本当は、そんなに強くない。
むしろ、
分かっているからこそ、
余計に自分を縛っていた。

スピリチュアルを学べば学ぶほど、
「こうあるべき」
が増えていきました。
•怒ってはいけない
•執着してはいけない
•ネガティブは手放すべき
•魂的に成長しなければ
でも、現実の僕は、
・嫌な人を前にすると、ちゃんと傷つく
・言いたいことを飲み込んで、後で落ち込む
・「大人なんだから」と自分に言い聞かせる
そのたびに、
分かっているのにできない自分を責めました。
そして、
ある時、
ふと気づいたんです。
ああ、僕は
『スピリチュアルを使って、自分をちゃんと生きることから逃げていたんだな』
って。
魂の話をしている間は、
「今ここ」の痛みに向き合わなくて済む。
前世や使命を語っている間は、
今日の「嫌だ」「怖い」「つらい」を後回しにできる。
それは、とても“賢い逃げ方”でした。

そこから、少しずつ変えました。
立派な答えを出すのをやめて、
まず、自分の弱さを許すことにした。
・怖いものは、怖い
・嫌なものは、嫌
・できない日は、できない
それを認めただけで、
不思議と、心が緩んだんです。
すると、
人生は劇的には変わりませんでした(笑)
奇跡も起きていません。
一瞬で好転もしない。
でも――
確実に、ラクになった!!
•無理な人間関係を、そっと手放せた
•自分を責める時間が、減った
•小さな安心を、ちゃんと感じられるようになった
これが、
僕にとっての本当のスピリチュアルでした!

正しさは、
人を救うこともあります。
でも、
正しさだけでは、
人は自分を許せません。
先に必要なのは、
「弱くてもいい」という許可。
そこから先にしか、
本当の成長は起きない。
もし今、あなたが
・スピリチュアルは好きなのに、なぜか苦しい
・分かっているはずなのに、楽になれない
・ちゃんと生きたいのに、力が入ってしまう
そう感じているなら、
あなたは間違っていません。
ただ、
優しさを自分に向ける順番が
少し、後ろになっているだけ。

最後に。
魂の成長は、
立派になることじゃありません。
弱さを抱えたまま、
今日をちゃんと生きること。
それができた日、
あなたはもう、十分すぎるほど
前に進んでいます。