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お布施ブログ

神社昌弘のお布施ブログです。

実体験から得た「生きる知恵」を、皆様の日常に役立てていただきたいという願いを込めて書いています。


最新のコラムは、こちらにも書いています。
2020/07/25

こんにちは。

かんじゃまさひろです。

三日前のカウンセリング(Zoom)で、ご家族の介護で悩んでおられるお話を聴かせていただきました。

お義母さまの痴呆が、日に日に進んで、もうどうしようもないとのこと。

自分の無力さともどかしさ、優しくなれないことへの罪悪感、そして、時々ふいに沸き起こってくる怒りに、困っておられました。

じっくり話を聴かせていただいた後、そっと一言、こんなお話をさせていただきました。
 

よく頑張られましたね。

憂(うれ)い(※)の時には、ただ横に人がいるだけでいいんですよ。

何もできなくてもいい!
ただ、そこにいるだけで十分ですよ。

そう伝えると、これまで必死に我慢されてきた涙があふれ出し、止まらなくなりました。

「泣いていいんですよ」
「思い切り泣いてください」

そう伝えると、更に涙が込み上げてくるようでした。

「優」という漢字は、「憂」の横に「にんべん」があります。

憂いの時には、横に「人」がいて「優」しさとなりますから、やっぱり、何もできなくても、ただ横にいるだけで優しさなのだと思います。


また…

「泣」という漢字は、「さんずい」の横に「立」があります。
涙を流した後には、必ず「立」てますから、泣くことも大切ですよね。

たとえ…

何もできなくても
「そこにいること」
それだけで優しいです!

ありがとうございます。


※「憂い」とは…

予測される悪い事態に対する心配。不安。心中にいだくもの悲しい思い。

(スーパー大辞林より)

2020/07/24
神様は「どこ」にいらっしゃる?  
こんにちは。
かんじゃまさひろです。

僕は、毎朝ブログを書き続けて、もう10年以上?!になるのですが…

7年前のブログ(2013/7/24)に、こんなことを書いていました。

神様って、どこにいらっしゃるのでしょうね?
神様って、特別な場所にいらっしゃるのかな?

神様って、特別なことをしないと出会えないのかな?
神様って、特別な人しか出会えないのかな?

いや、そんなはずはない!!

「そんな不公平なことはないよね?!」

そんなことはわかっているのに、今日もまた、僕は伊勢神宮へ来ている。

「なぜ、毎月、ここに来ているんだろう?」

きっと僕は、お金と時間をかけて、この神聖な場所で「自分と約束」したいんだなぁと思います。

かつての僕は、毎月毎月、何時間もかけて伊勢神宮へお参りに行っていたのですが、その当時を思い出し、ようやく、いま、お金も時間もかけずに、いつでもどこでも「自分と約束」ができるようになってきたなぁと思います。

もちろん、いまでも神様は大切な存在で、年に一度は伊勢神宮へ行き、朝晩にはお祈りもしているけれど…
以前の僕は、神様も自分も信じ切れていなかったんだなぁと思い知ります。

  • 神様も大事だけど、自分も大事
  • 自分を大事にしていなくて、神様を大事にできるはずがない
  • 自分を信じれなくて、神様を信じ切れるわけがない

いまは、そんなふうに思っています。

やっぱり、普段の「自分」の在り方から全てが始まるのだということを、何年もかけて体感し続けています。

2020/07/23
ゆったりと…  

こんにちは。

かんじゃまさひろです。

 

先日、出かける際に、いつも左手にあるはずの腕時計がないことにハッとしました。

 

気づいた時には、すでに遅く…

もう目の前には駅がありました。

 

この暑さの中(京都は連日30℃超)、家まで取りに帰るのも面倒で、そのまま出かけることにしましたが… 

それから自分でも驚くほど、無意識に左手を気にしている自分にハッとしました。

 

「これまでの僕は、こんなにも時間を気にしていたのか!?」


びっくりするくらい「時間」が気になって仕方ありませんでした。

 

その日…

 

腕時計がなかったおかげで、色んなことに気づけましたよ。

 

コロナ自粛で、すっかり、ゆったり、のんびりできるようになったはずなのに… 

僕は、まだ時間を気にして、なぜか、急いで、焦っていました。

 

急がなくても、焦らなくてもいいのに…


こんな自分がいるのは、それだけ長い間、まわりから「早くしなさい」と言われ続け、社会からは「早く結果を出す」ことこそ価値があると教わってきたからなんだろうなって思いました。 

 

「いったい、そんなに急いで、どうするの?」

「人生、そんなに焦って、何をしたいの?」

こんなふうに自問して「急ぐ自分に、馬鹿らしい」って思いましたし、「もっと、ゆったりしたらいいのに」って思いました。

でも、身に染みついただから…
これからは時々、あえて時計をはずして、ゆったり生きる練習をしてみたいなって思います。

 

世間は、今日から四連休


身も心もゆったりした連休を過ごせるといいですね。

よい連休をお過ごしください。

2020/07/22
「本気」でしよう!  
こんにちは。
かんじゃまさひろです。

先週から、空いた時間を利用して「感謝離」をしています。

僕の持ち物の中で一番多いものは…

これまで書き溜めてきた「原稿」「日記」、読んだ本の「感想」「メモ」!!!

普段から「書く」ことが多いため、とにかく、自身が書いたものが多いです。

僕は、きっちり整理されていないと嫌な性格なので、原稿は紐で縛って付箋を付け、日記やノートは背表紙にタイトルを付け、色別に並べて、クリアファイルはラベルを付けて、年月日ごとに整列しています。
いつ誰が見てもすぐにわかるようにしているのですが、あまりにも多くなってきたので、8割を捨てることにしました。

それらを一冊ずつ読んでいると、全く作業がはかどらないので、この際、直観でピンときたものだけを残して、あとは頭を下げて「ありがとう」と言って処分することにしました。

いま、ゴミ袋に入った書類たちを見て、よくこれだけの量を書いてきたなぁと自分でも驚きます。
同時に、やっぱり、僕は「書くことが好き」なんだなって思いました。

努力するには限界があるのに、好きなことをし続けるには、限界なんてないんだなって思います。

いま、すっかり少なくなった書棚から一冊取り出して、読み返してみると、シェアしたいメッセージがありました。

実力の差は、努力の差
実績の差は、責任の差

人格の差は、苦労の差
判断力の差は、情報の差

真剣だと、知恵が出る
中途半端だと、愚痴が出る
いい加減だと、言い訳ばかり

本気でするから、大抵のことはできる
本気でするから、何でも面白い

本気でしているから、誰かが助けてくれる

これは、2012年3月18日に走り書きしたメモです。
作者がわからなくて、ごめんなさい。
これからは、ちゃんと作者もタイトルも一緒にメモしたいと思います。

今日が、僕にとっても、あなたにとっても、「本気」の一日になりますように!

2020/07/21
「感謝離」  
こんにちは。
かんじゃまさひろです。

先日、ネットサーフィンをしていた時に「感謝離(かんしゃり)」という言葉に出会いました。

この言葉の響きに惹かれて「なんかいいなぁ〜」って思い、少し調べてみると、元銀行員だった河崎啓一さん(90歳)の最愛の奥様が亡くなられた時に…

大切なものや思い出のあるものは、なかなか捨てられない…

でも、寂しさを吹っ切らないといけない…

そんな葛藤の中で「ありがとう」と頭を下げながら遺品整理をされ、手放されていったことを、「断捨離」にあやかって「感謝離」と名付けられたようです。

寂しさの中で故人を思い出し、感謝を伝えながら、感謝と共に手放す「やり方」と、その素敵な「在り方」を素敵だなって思いました。

僕はこれまで、定期的に断捨離をしてきましたが、つい、捨てることに意識が行き過ぎて、気づけばスッキリしたい気持ちに占領されて、断捨離後は、爽快感だけが残っていました。

もちろん、それはそれでよかったのですが、せっかく、いま、この言葉を知ったのだから、これからは感謝離で、一つ一つのものに「ありがとう」を言いながら手放していきたいなって思いました。

もうすぐ42歳の誕生日なので、また新しい年を迎えるにあたり、それまでに、これまでの執着を手放し、次に進むために感謝離をしておきたいと思います。
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