こんにちは。
かんじゃまさひろです。
三日前の
カウンセリング(Zoom)で、ご家族の
介護で悩んでおられるお話を聴かせていただきました。
お義母さまの痴呆が、日に日に進んで、もうどうしようもないとのこと。
自分の無力さともどかしさ、優しくなれないことへの罪悪感、そして、時々ふいに沸き起こってくる怒りに、困っておられました。
じっくり話を聴かせていただいた後、そっと一言、こんなお話をさせていただきました。
よく頑張られましたね。
憂(うれ)い(※)の時には、ただ横に人がいるだけでいいんですよ。
何もできなくてもいい!
ただ、そこにいるだけで十分ですよ。
そう伝えると、これまで必死に我慢されてきた涙があふれ出し、止まらなくなりました。
「泣いていいんですよ」
「思い切り泣いてください」
そう伝えると、更に涙が込み上げてくるようでした。
「優」という漢字は、「憂」の横に「にんべん」があります。
憂いの時には、横に「人」がいて「優」しさとなりますから、やっぱり、何もできなくても、ただ横にいるだけで優しさなのだと思います。
また…
「泣」という漢字は、「さんずい」の横に「立」があります。
涙を流した後には、必ず「立」てますから、泣くことも大切ですよね。
たとえ…
何もできなくても
「そこにいること」
それだけで優しいです!
ありがとうございます。
※「憂い」とは…
予測される悪い事態に対する心配。不安。心中にいだくもの悲しい思い。
(スーパー大辞林より)