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クローン病を“更新し続けていた僕”が、恐れを手放した日

2025/11/25

病気を卒業した瞬間、人生が動き出した

長いあいだ僕は、

ひとつの“恐れ”を手放せずにいました。


それがないと不安で、

それを失うのが怖くて、

ずっと握りしめていたもの。




今年、僕はその恐れを手放しました。

指定難病・クローン病の「更新」をやめたのです。



■20歳で発症したクローン病

僕は20歳のとき、

指定難病のクローン病を発症しました。


・8度の手術

・4年間の完全絶食

・その間に失ったもの、得たもの


生死の境目を何度も歩き、

ようやく奇跡のように回復し、

20年以上一度も再発していません。


でも僕は、

ずっと更新手続きを続けていました。


「もし再発したら?」


元気なのに、

完治に近い状態なのに、

心のどこかにその恐れを残したまま。



■更新をやめるのが、正直いちばん怖かった

更新手続きをやめるということは、

“病気という過去”を手放すということ。


もしもの備えが消える。

保険がなくなる。

何かあったら自分で責任を取る。


正直に言うと、

怖かったです。


ずっと背負ってきた恐れ。

それを手放すのは、

僕にとって挑戦でした。


でも、もう逃げるのをやめようと思いました。



■決断した瞬間、人生が一気に軽くなった

今年、更新をやめた瞬間……


驚くほどのスピードで、

人生の流れが変わり始めました。


・体はどんどん軽くなる

・長年増えなかった体重が増えた

・食欲が戻り、エネルギーが満ちる

・誰に会っても「元気そう」と言われる

・仕事は信じられないほど順調

・毎日が楽しくて仕方がない


気づいたんです。


「僕はこんなに恐れを抱えていたんだな」と。


幼少期から体が弱かったからこそ、

ビクビクするのが“普通”になっていた。


でも、違いました。


病気にならないように生きるのではなく、

病気になっても大丈夫と信じて生きる。


心身の声を聞いて、

必要なときは周りを頼ればいい。


全部ひとりで背負う必要なんて、

そもそもなかったんです。



■怖いことは、「一人では」手放せません

ひとつ、はっきり言えることがあります。


怖いことは、一人では手放せません。


僕も、ひとりでは無理でした。


支えてくれた人、

寄り添ってくれた人、

背中を押してくれた人がいたから、

手放すという選択ができた。


だから、あなたにも伝えたい。


あなたは一人じゃない。

一人で頑張らなくていい。

抱え込まなくていい。


手放すとは、

自分を罰することではなく、

自分を解放する行為です。


その瞬間から、人生は動き出します。



■もっと詳しく聞きたい方へ

クローン病をどう乗り越え、

どんな心境で手放す決断に至ったのか。


ラジオで、さらに深く語っています。


▶︎ 「地球のあそびかた!」放送回はこちら

(第38回:2025年11月16日放送分)

https://www.radicro.com/program/earth.html


静かな時間に、どうぞ。

あなたの「手放し」のヒントになりますように。