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お布施ブログ

神社昌弘のお布施ブログです。

実体験から得た「生きる知恵」を、皆様の日常に役立てていただきたいという願いを込めて書いています。


最新のコラムは、こちらにも書いています。
2025/02/05

僕が20代の頃、四つ葉のクローバーを見つけられなくて、見つけられない自分が駄目な人間に思えて、それから探すことを諦めた。


本当は見つけたいのに、見つけられない自分がカッコ悪くて、恥ずかしかったから、それを隠すように「三つ葉の美しさも素晴らしい」と言い聞かせた。


もちろん、三つ葉の美しさに気づける心も素晴らしいし、それはそれで悪くはない。


でも、僕の心は、いつも「四つ葉」を見つけたがっていた。


ホントは夢に挑戦して、色々やってみたいこともあったのに、変なプライドのせいで「できない自分」「失敗する自分」を見たくなくて、無難にやり過ごすことを覚えた。


そして、30代では、一番「安定そうな職」を選んだ。


大学職員になって、それから公務員になって、とにかく、無難な仕事を選んで、「これでいいんだ」「これがいいんだ」と言い聞かせた。


しかし、30歳も半ばを過ぎた頃。


「このままでいいのか?」

「明日、死んでも後悔しないか?」


そんな気持ちがわきおこってきた。


僕は、17歳で父を亡くしているから、余計に「後悔」について考えた。


決して、後悔しない生き方が正解ではないし、それが良いとも限らない。


でも、その時、自分の本心を誤魔化す方が、よっぽどカッコ悪くて、恥ずかしいことだと思い知ったし、やっぱり、後悔したくないって思った。


だから、僕は「エイヤ!」と個人経営に飛び込んだ。


これまでの「安定」を手放すには、かなりの勇気が要ったが、母が、


「やってみて、ダメなら、またやり直せばいい」

「あなたには、戻る場所があるんだから心配しなくていい」


そう気楽に言ってくれたから、前進できた。


あれから10年。


「ダメになったら、またやり直せばいい!」


そんな気持ちの余裕があったからこそ、気負わずに、ここまで来れたんだと思う。


もし僕が、先々のことを考えすぎて、経営に対して深刻になっていたら、絶対に「鬱」になっていたと思うし、10年も持たなかったと思う。


とはいえ、いつも頭の片隅に、不安や心配もある。


けれど、そこに意識を向けても何も解決しないし、仲間や税理士さんに相談して、とにかく、目の前のお客様を大事に、一日一日を丁寧に大切にしてきた。


統計的には、自営業の半数が、約2年で廃業し、10年残るのは、たった1割だと言われているから、この中で、僕が残れているのは、本当にラッキーだと思っている。


これも全部、優しい人たちに支えられて、素晴らしいお客様に恵まれてきたからだと思うし、みんなには、心から感謝をしている。


かつては、四つ葉を見つけたら幸せになれると思っていたけど、決して、そうではなかった。


四つ葉を見つける過程で、ありのままの自分を認めて、許して、応援してゆくことが一番大事だとわかったし、そこで、自分と周りを信じながら、一日一日を大切にしてゆくことが「本当の幸せ」に繋がることを学んだ。



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2025/01/31

最愛の人が亡くなれば、


「なぜ、亡くなったのか?」

「どうして、亡くならなければいけなかったのか?」


そう問いたくなるのは、当然だ!


「神社さん、なぜ、あの人は亡くならなければいけなかったのですか?」

「あの人の最後の声を聞かせてください」


もう何百回と、このような質問を尋ねられてきた。


僕自身も、17歳の時に父を亡くしているから、

「なんで、父が、あんなに早く亡くならなければいけなかったのか?」

「父が僕に伝えたいメッセージは、何なのか?」

それらを知りたかった。


だから、幼少期からの霊媒体質を生かして、自分でも追究しまくって、わざわざイギリスにまで渡って、専門機関で勉強をしたりもしてきた。


しかし、結局のところ、最終的には「運命」とか「シナリオ」という言葉に行き着いて、死の意味に関して、納得できるものはなかった。


たとえ、亡き父から、どんなに癒しのメッセージを受け取っても、現実で会えることは無く、その深い悲しみや辛さは無くならなかった。


当時の僕が理解したことは、亡き人たちは、決して、死の意味を理解することを望んではなくて、それよりも大事なことは、悲しみや苦しみから目を背けず、すべての感情と共にあることだった。


自分を大事にして、すべての感情と共にあること。

そして、泣きたい時に泣いて、悲しい時に悲しむということ。


残された僕にできることは、そのままの自分を認めて、許して、愛することだった。


かつては、死の意味を知って、亡き人からメッセージを受け取ることさえできれば、その深い悲しみが無くなると思っていた。


でも、残念ながら、悲しみは無くならない。


むしろ、悲しみは無くすものではなく、その悲しみと共に生きてゆく自分に、誇りを持って生きてゆくことが大事なんだと、亡き父から教わった。


死の意味は、自分が死んでからわかればいいことで、今できることといえば、昨日よりもちょっと前を向いて、ほんのちょっとでも前進すること!


そして、少しずつ幸せに生きようと努力してゆくことが大事なんだ、と学んだ。


亡き人にとって最大の供養は、

「残されたものたちが、元気で幸せであること!」

だから、それを忘れずに、今日もいきたいと思う。



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2025/01/30

新月の前日、服や鞄、要らないモノの整理をしようと、クローゼットを漁っていた時のこと。


要らないモノだけを出すつもりが、余計なものまで引っ張り出して、荷物の山ができた。


この機会に断捨離をしようと「要るモノと要らないモノ」を見極めたが、処分するモノの山を見てびっくり。


普段から、断捨離をしているのに、その量に驚いた。


その一つ一つをじっくり眺めてみると、これまた驚いたことに、自分が幸せになるために買ってきたモノのつもりが、実は「幸せに見られる」ために買ってきたモノばかりだった。


無意識に、自分が「幸せになるモノ」よりも、「幸せに見られるモノ」を買っていたことに唖然とした。


他人の目を気にしたり、まわりのブームに流されたり、誰かのお勧めで買ったり、、、


とりあえず適当なモノを買って、そこで満足して、クローゼットに押し込んでいたことにショックを受けた。


もちろん、中には大切なモノもある。

ずっと大切にしてきたモノもある。


しかし、この現実を目の当たりにして、これからは、自分の心が震えるモノだけを厳選して、自分が最高にハッピーになれるものに囲まれて、幸せに過ごしたいなって思った。


いま、あなたの身の回りにあるモノは、あなた自身を幸せにしてくれていますか?




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2025/01/29

今から19年前。

僕はイギリスで、日本語教師をしていた。


なんとしても、イギリスに住んで、英国で一番有名な学校で「サイキックサイエンス」を学びたかったから。


とにかく、お金を稼ぐために日本語教師になった。


一昨日、当時の写真を懐かしく見返していた時のこと。


シンクロなのか!?


ある生徒から、1通のメールが届いた。


「神社先生、元気にしていますか?僕は結婚して、子供もできて、今は香港に住んでいます」


あの時、あどけなかった少年が、すっかり大人になって、メールに添えられた写真には、可愛らしいお嫁さんと子供が写っていた。




その写真を見ながら、帰国直前にくれた彼の手紙を読み返してみると、あまりにも下手な字で、完全には読めなかった。


「こんなにも雑で、乱暴な文字を書く生徒だったんだなぁ」


当時を懐かしく想いながら、彼が、いつも青色のボールペンを使い、消しゴムをいっさい使うことがなかったことを思い出した。


当時、同僚に、

「なんで、ここの生徒たちはボールペンを使っているの?」

そう聞くと、

「消し去らないことが大切だから」

と言っていた。


間違いをそのまま認めて、それを改善して、次に生かすことが大事だから、青色のボールペンを使うように指導していたのだ。




誰しも、生きていれば、消し去りたいものの一つや二つはある。


しかし、キレイに消し去ることなんてできないし、口から出た言葉も、自分の中に戻すことなんてできない!


だから、一つ一つに責任を持って行動することが大事!


そう教わった。


20代の僕の心には、深く刺さった。


人は皆、間違いや失敗を犯してしまう。


でも、それを必死に消さなくてもいいし、隠さなくてもいい!

そもそも、消せないし、隠せないことの方が多すぎる。


だからこそ、完璧を目指して、間違いや失敗を恐れるのではなく、等身大の自分を、ありのまま認めて、許して、愛することが大事!


そして、次に活かしてゆくことこそが、本当の意味での「成長」なんだなと思った。



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2025/01/25

僕が、カウンセラーとして独立したての頃、

「僕は大丈夫!」

だと思っていた。


心理学の勉強もしてきたし、父の死を乗り越えてきたし、何より、クローン病を克服してきたから、どんな状況でも

「僕は大丈夫!」

だと思っていた。


でも、日々のカウンセリング数が多く、深すぎて、日に日にヤバくなっていった。


ホントは「大丈夫じゃない」のに、「大丈夫」だと思いたくて、ひたすら「大丈夫」だと言い聞かせた。


まわりから

「大丈夫?」

と心配されると、

「大丈夫!」

だと強がって、

本当は、

「助けてほしい」

「手伝ってほしい」

「話を聞いてほしい」

それなのに、人を頼ることができなかった。

プロのカウンセラーが、人に頼るなんて邪道だと思っていたから。


でも、ホントは、人に頼ることができないカウンセラーの方が失格で、ダメなことを、あとになって気づく。




当時の僕は、

・頼ることがプロ失格

・頼ることは弱さ

・頼ることは他人に迷惑をかけること

・とにかく独りで最後までやるべきだ

・もし頼って断られるのが怖い

と無意識に思っていた。


だから、頼ることに対して、ものすごい抵抗があって、ひとりで頑張り続けた。


その結果、カウンセラーの僕の心は、いつも疲弊していた。


きっと、そのままの状態が続けば、鬱になっていたと思う。


人は、骨が折れると、病院に行って、医師の指示に従い、治療して、安静にできるのに、心が折れても、病院に行くのは珍しい。

ましてや、安静にもせず、ひとりで何とかしようとする。


心は目に見えないから、どんなに心から血が流れても、それには気づかず、その傷の深さにも気づきにくい。


心は、勝手に治るものだと思い込んでいるから、要注意だ!


心の傷は、ひとりで何とかしようとしても、何とかできるもんじゃない!


病気になれば、病院に行くように、心が傷ついたら、カウンセラーに会いに行く。それは、自然なこと。


もし、あなたの心が疲弊して、傷ついているなら、それは、心が血を流している状態だ!


だから、何よりもまず、その血を止めないといけない!放っておいてはいけない!


まずは、プロに相談するか、信頼できる人に話してほしい。


「自分は大丈夫」だと思っている人ほど、今すぐ、大丈夫なフリをやめよう!


そして、強がりを手放そう!


強がりを手放すと、つながりが生まれるからね。



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