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ホントは「大丈夫じゃない人」が「大丈夫」だと言っている

2025/01/25

僕が、カウンセラーとして独立したての頃、

「僕は大丈夫!」

だと思っていた。


心理学の勉強もしてきたし、父の死を乗り越えてきたし、何より、クローン病を克服してきたから、どんな状況でも

「僕は大丈夫!」

だと思っていた。


でも、日々のカウンセリング数が多く、深すぎて、日に日にヤバくなっていった。


ホントは「大丈夫じゃない」のに、「大丈夫」だと思いたくて、ひたすら「大丈夫」だと言い聞かせた。


まわりから

「大丈夫?」

と心配されると、

「大丈夫!」

だと強がって、

本当は、

「助けてほしい」

「手伝ってほしい」

「話を聞いてほしい」

それなのに、人を頼ることができなかった。

プロのカウンセラーが、人に頼るなんて邪道だと思っていたから。


でも、ホントは、人に頼ることができないカウンセラーの方が失格で、ダメなことを、あとになって気づく。




当時の僕は、

・頼ることがプロ失格

・頼ることは弱さ

・頼ることは他人に迷惑をかけること

・とにかく独りで最後までやるべきだ

・もし頼って断られるのが怖い

と無意識に思っていた。


だから、頼ることに対して、ものすごい抵抗があって、ひとりで頑張り続けた。


その結果、カウンセラーの僕の心は、いつも疲弊していた。


きっと、そのままの状態が続けば、鬱になっていたと思う。


人は、骨が折れると、病院に行って、医師の指示に従い、治療して、安静にできるのに、心が折れても、病院に行くのは珍しい。

ましてや、安静にもせず、ひとりで何とかしようとする。


心は目に見えないから、どんなに心から血が流れても、それには気づかず、その傷の深さにも気づきにくい。


心は、勝手に治るものだと思い込んでいるから、要注意だ!


心の傷は、ひとりで何とかしようとしても、何とかできるもんじゃない!


病気になれば、病院に行くように、心が傷ついたら、カウンセラーに会いに行く。それは、自然なこと。


もし、あなたの心が疲弊して、傷ついているなら、それは、心が血を流している状態だ!


だから、何よりもまず、その血を止めないといけない!放っておいてはいけない!


まずは、プロに相談するか、信頼できる人に話してほしい。


「自分は大丈夫」だと思っている人ほど、今すぐ、大丈夫なフリをやめよう!


そして、強がりを手放そう!


強がりを手放すと、つながりが生まれるからね。



神社昌弘(かんじゃまさひろ:本名)

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代表著書

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