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亡き父から教わった「死」の意味

2025/01/31

最愛の人が亡くなれば、


「なぜ、亡くなったのか?」

「どうして、亡くならなければいけなかったのか?」


そう問いたくなるのは、当然だ!


「神社さん、なぜ、あの人は亡くならなければいけなかったのですか?」

「あの人の最後の声を聞かせてください」


もう何百回と、このような質問を尋ねられてきた。


僕自身も、17歳の時に父を亡くしているから、

「なんで、父が、あんなに早く亡くならなければいけなかったのか?」

「父が僕に伝えたいメッセージは、何なのか?」

それらを知りたかった。


だから、幼少期からの霊媒体質を生かして、自分でも追究しまくって、わざわざイギリスにまで渡って、専門機関で勉強をしたりもしてきた。


しかし、結局のところ、最終的には「運命」とか「シナリオ」という言葉に行き着いて、死の意味に関して、納得できるものはなかった。


たとえ、亡き父から、どんなに癒しのメッセージを受け取っても、現実で会えることは無く、その深い悲しみや辛さは無くならなかった。


当時の僕が理解したことは、亡き人たちは、決して、死の意味を理解することを望んではなくて、それよりも大事なことは、悲しみや苦しみから目を背けず、すべての感情と共にあることだった。


自分を大事にして、すべての感情と共にあること。

そして、泣きたい時に泣いて、悲しい時に悲しむということ。


残された僕にできることは、そのままの自分を認めて、許して、愛することだった。


かつては、死の意味を知って、亡き人からメッセージを受け取ることさえできれば、その深い悲しみが無くなると思っていた。


でも、残念ながら、悲しみは無くならない。


むしろ、悲しみは無くすものではなく、その悲しみと共に生きてゆく自分に、誇りを持って生きてゆくことが大事なんだと、亡き父から教わった。


死の意味は、自分が死んでからわかればいいことで、今できることといえば、昨日よりもちょっと前を向いて、ほんのちょっとでも前進すること!


そして、少しずつ幸せに生きようと努力してゆくことが大事なんだ、と学んだ。


亡き人にとって最大の供養は、

「残されたものたちが、元気で幸せであること!」

だから、それを忘れずに、今日もいきたいと思う。



神社昌弘(かんじゃまさひろ:本名)

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