京都・東京・オンライン
  1. お布施ブログ
  2. 「ちゃんとしてる人」が、いちばん疲れてる。
 

「ちゃんとしてる人」が、いちばん疲れてる。

2025/06/06

「真面目だね」「しっかりしてるね」

そんなふうに言われてきたけれど、

本当はずっと、心の中で疲れていた。



おはようございます、神社昌弘です。


今日は、がんばり屋さんのあなたに、

そっと伝えたい話を書きました。



「ちゃんとしてるね」って、ほめ言葉だけど…

心のどこかで、


「ちゃんとしなきゃ、嫌われる」

「迷惑をかけたら、ダメな人だと思われる」

「誰かが困ってたら、僕が動かなきゃいけない」


そんなふうに思っていたかもしれません。


僕は、人一倍気を配り、人の感情に敏感で、空気を読み、先回りして動いてきました。


それは立派な「才能」だけど、ときに自分を置き去りにする“クセ”にもなっていた気がします。



本当は、ちょっと休みたい。だけど…

・頼まれたら断れない

・誰かが困っていると、手を差し伸べてしまう

・何かあると「僕が悪いのかも」と思ってしまう


そんな自分に、もうひとりの自分がツッコミを入れる。


「もっと楽に生きたいのに、なんで僕は“いい人”をやめられないの?」


答えは、シンプルです。


“いい人でいないと、不安だから”。


ちゃんとしていれば、

誰にも責められないし、

誰も自分を見捨てないと思ってしまう。


でも、

もう十分やってきたんじゃないかな。




ちゃんとしてる人が、一番疲れてる理由

「ちゃんとしなきゃ」

「迷惑かけちゃダメ」

「人に気を使わないと」


この“ちゃんと病”、放っておくと心が擦り切れていきます。


なぜなら、「ちゃんとしてる自分」にしか価値を見出せなくなるから。


●疲れてるのに、がんばってしまう

●悲しいのに、「大丈夫」と言ってしまう

●本当はやりたくないのに、笑顔で引き受けてしまう


これは、僕自身の話でもあります。


・寝坊も遅刻も、一切なし

・忘れ物をした記憶がない

・どこへ行くにも、15分前には必ず到着

・初対面でも手土産を忘れず持参

・誕生日には必ずメッセージを送る

・恩を受けた人には、感謝の手紙を書いて近況報告

・部屋はいつもぴかぴか――


こんなふうに、書ききれないくらい「ちゃんとして」生きてきました。


でも、心のどこかが、ずっと張りつめていた気がする。


「ちゃんとしていれば、誰かに迷惑をかけない」

「ちゃんとしていれば、見捨てられない」

「ちゃんとしていれば、認めてもらえる」

そんなふうに、自分の存在価値を“努力”や“気配り”で証明し続けてきたのかもしれません。



これからは、“ちゃんとしない”練習を

「もう、ちゃんとしなくていいんだよ」

「ちょっとダメな自分も、好きでいていいんだよ」


最初は戸惑うかもしれません。


でも、小さな“ゆるめポイント”から始めてみてください。


・洗い物を後回しにする

・LINEの返信をすぐに返さない

・寝坊する日をつくる

・泣きたいときに、泣く


それだけで、自分が戻ってくる感覚があるはずです。



あなたは、もう十分「ちゃんと」してきた

だからこそ、これからの人生は――


「ちゃんと生きる」じゃなくて、「自分を生きる」時間にしませんか?


あなたが“ちゃんとしない自分”をも、愛せますように。