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誰も見ていない“夜の掃除”が教えてくれた、心の整え方

2025/06/07

「なんでそこまでやるの?」

誰にも見られていないのに、ひとり静かに掃除をしていた――

あの時間が、僕にとって「心のメンテナンス」でした。



こんにちは、神社昌弘です。


「誰も見てないのに、なんでそこまでやるの?」


昔、そんなふうに言われたことがあります。


たしかに――

夜の職場にひとり残って、

雑巾で床を拭いたり、生徒の机や同僚のデスクを丁寧に磨いたり。


見せびらかすわけでも、評価されるわけでもない。


でも、あの時間だけは、

「自分の心」と静かに向き合える時間だったんです。


僕が20代のころ、イギリスの学校で教えていた時の話です。


授業が終わり、

生徒たちがいなくなった教室で、

ひとり黙々と掃除をしていました。


ホワイトボードを磨きながら、

生徒一人ひとりを思い出し、机を拭く。


ロッカーの落書きを消し、忘れ物をそっと整える。


なにも考えず、ただ動いているだけの時間。

でも、終わるころには、不思議と心がスッと軽くなっていた。


人の心って、

誰かに見られていない時こそ、

本当の意味で整うものなのかもしれません。


・雑念を一緒に拭き取るように

・モヤモヤを流すように

・「今日」という一日を、そっと締めくくるように


掃除は、ただの行動じゃなくて、

“心のメンテナンス”そのものだったんですね。




もちろん、今はあの頃のような掃除はしていません。

でも、あのとき得た「整える感覚」は、今の僕を支えています。


カウンセリングも、発信も、日常も――

すべての土台に、あの“静かな時間”が生きています。


だから、もし今、心がちょっとザワザワしているなら――

スマホを置いて、ちょっとだけ「拭く」ことをしてみてください。


それだけで、心の風景が変わることがあります。


誰にも見られていない行いって、

報われないように思えるかもしれません。


でも、ちゃんと「あなたの中」に積み重なって、

人生の静かな土台になっていきます。


褒められなくてもいい。

誰にも言わなくていい。

“自分のために”整えることが、何より大事なんです。


最後までお読みくださり、ありがとうございました🍃


もし、今少しだけ心が重たいな…という方がいたら、

「自分のためだけに整える時間」、どうぞ大切にしてみてくださいね。