大人になると、
学生たちの姿を見て、
なぜか胸がきゅっとすることがあります。
楽しそうだから
自由そうだから
未来があるから
もちろん、それもあるのかもしれません。
でも、本当は少し違う気がしています。

先日、学生オーケストラの演奏会へ足を運びました。
演奏はとても素晴らしく、
会場にはまっすぐなエネルギーが溢れていました。
「音楽が好き」
その気持ちが、そのまま音になっているようでした。
演奏を聴きながら、ふと思ったのです。
青春がまぶしく見えるのは、
若さが羨ましいからではないのかもしれない。
本当は、あの頃の自分が持っていたものを、
どこかに置いてきてしまった気がするからなのではないかと。
大人になると、
やらなければならないことが増えていきます。
仕事
家事
子育て
介護
人間関係
責任
毎日を回していくだけで精一杯になることもあります。
気づけば、
「好きだからやる」
よりも、
「やらなければならないからやる」
ことの方が増えている。
すると少しずつ、
無邪気さや好奇心は後回しになっていきます。
だから学生たちを見ていると、
羨ましいのではなく、
忘れていたものを思い出すのです。
好きなことに夢中になっていた自分。
失敗しても挑戦していた自分。
心が動くままに生きていた頃の自分。
でも、安心してください。
それは失ったわけではありません。
ただ、毎日の忙しさの中で
見えなくなっていただけです。
人は何歳になっても、
好きな花を買うことができます。
新しい習い事を始めることもできます。
行きたかった場所へ行くこともできます。
会いたかった人に会いに行くこともできます。
青春とは年齢ではありません。
心が動くことです❗️
学生たちの演奏を聴きながら、
僕はそんなことを思いました。
もし最近、
若い人を見て羨ましく感じたり、
昔を思い出して切なくなったりすることがあるなら、
それは人生が終わったサインではありません。
むしろ逆です。
まだあなたの心が、
ちゃんと動いている証拠です。
その感覚を、どうか大切にしてください。
人生は、何歳からでも生き直せます。
整えることは、生き直すこと。
その最初の一歩は、
心が動くものを見つめ直すことなのかもしれません。