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お布施ブログ

神社昌弘のお布施ブログです。

実体験から得た「生きる知恵」を、皆様の日常に役立てていただきたいという願いを込めて書いています。


最新のコラムは、こちらにも書いています。
2020/02/16
「本当の好き」がわからない?!  

こんにちは。

カウンセラーの神社昌弘です。

 

僕の好きなことは、ガーデニングとアロワナ(古代魚)の飼育とカメラとデッサンと読書と書道とピアノと一人カラオケと…

いろいろありますが「どれが一番?」と聞かれると、答えられません。

 

沢山あり過ぎて「それって、本当に好きなの?」と聞かれると、正直、ドキッとしてしまいます。

 

時々、カウンセリングで、

「私、本当に好きなことがわからないんです」

「どうしたらいいですか?」

って相談を受けることがありますが、

「わからなくていいです!実は、僕も一緒です」

「適当に、お答えすればいいんです」

ってお答えしています。

 

そもそも、好きが「ある」のが良くて「ない」のが悪いわけではないです。

 

それなのに、世間では「好きなことをやりなさい」とか「好きだけで生きてゆくが良い」とか、いろいろ出回っているから、不安になってしまうんですよね。

それらを目にする度に「ない」自分が、なんだか責められた気分になってしまうんですね。

 

でも、もしかしたら「本当は、何が好きなの?」と聞かれて「わかりません」っていうのが恥ずかしくて、適当に答えている人も多いんじゃないかな?

だから、適当に答えておけばいいんです。

 

わからないことは、ぜんぜん恥ずかしいことではありません。

でも、わからないことを誤魔化すことは、恥ずかしいことです。

 

もう、好きなことがわからないのに、無理にあるフリだけはしないでくださいね!

それは、自分にウソをつくことになりますから。

 

好きなことより、自分に正直でいることを!

それを大切にしてください。


2020/02/15
「自分探し」をしているあなたへ…  

こんにちは。

カウンセラーの神社昌弘です。

 

僕がカウンセラーとして、一番よい経験を積めたと思っているのは、ハローワーク(京都労働局)でのキャリアカウンセラー時代でした。

毎日、朝から夕方まで、10〜20名ほどが僕の前に列を作り、老若男女、さまざまなタイプの相談を担当させていただきました。

 

ハローワークは、就職を斡旋(あっせん)する場所です。

お客様が良い御縁(事業者)につながるように支援をさせていただくのですが、そこで必要になってくるのが、相手に知ってもらうための自己分析と自己PR!

これまでの経験はもちろん、自己分析をして、長所や短所を踏まえて、意気込みなどをアピールしてゆくのですが…

 

・自分を知ること

・自分を伝えること

 

このあたりまえのことが難しいです。

自分というものは、実は自分が一番よくわからなくて、それを伝えるのは、更に難しいものです。

 

自己分析は、自分を知る上で大切なことですが、やりすぎると自分をバラバラにするだけで、余計に混乱して、わからなくなってしまいます。

だから、自分をアバウトに知るだけでいいということを覚えておいてください。

 

そもそも、固定化された「あなた」はいませんから!

 

誰もが、みんな、色んな状況に応じて、色んな風に生きています。

毎日、洋服を変えるように、その都度変えて、そこに合わせて生きているんですよね。

 

だから、色んな「自分」がいることを知った上で、それをうまく活用することがポイントです。

 

真面目できっちりした人ほど、「本当の自分」を探し続けますが、「これが自分」なんてものはありません!

僕たちは日々、色んな人に出会い、色んなことを体感し、気づかないところで細胞が生まれ変わり、日々進化しています。

 

だから、自分を探し続けることにエネルギーを使うのではなく、その大切なエネルギーを、いまここにある自分、つまり可能性の塊である自分自身を認めるために使ってくださいね。

 

自分自身を認めることがわからない方は、明日、2月16日(日)に東京・代々木高校で「心の授業」をひらきますので、そちらへお越しください。

どなたでも、お気軽にご参加いただけます。


2020/02/14
「愛されたい」あなたへ…  

こんにちは。

カウンセラーの神社昌弘です。

 

今日はバレンタインデー…

「チョコレートを何個もらえるかな?」

なんてことを期待して、昔は、そのもらった数で、自分の価値を計っていたように思い出します。

 

お恥ずかしい話、

嫌われることを恐れて、好かれるために必死になって…

自分を後回しにして、相手を最優先して…

相手に合わせれば合わすほど、自分がわからなくなって…

気づけば、自分が大嫌いになっていました。

 

まわりから好かれたい一心で一生懸命頑張って、八方美人というよりは、まわりに媚(こび)を売っているような状況でした。

 

いま思い返すと、

「なぜ、こんなバカなことをやっていたんだろう?」

って笑えますが、当時は、それくらい自信がなくて、必死だったんでしょうね。

 

そうして、

成人したある日のこと。

 

恩師から、こんなことを言われたんです。

自分が不味い(マズい)と思っているものを「美味しいと思って食べて」なんて言う人はいないよね?

でもね…

自分を大切にしていない人が「自分を大切にして」って言う人が沢山いるんだよ。

これを聞いた時、ドキッとしました!

 

自分が自分を嫌っているのに、相手に好きでいてもらおうとしていた自分に気づいて、これまでの過ちに愕然としました。

この時、僕の意識と行動がガラッと変わったように思い出します。

 

やっぱり、自分を大切にしていないと、相手に「大切にして」なんて言えませんよね?

ちゃんと、自分を愛せていないと、相手に「愛して」なんて言えませんよね?

 

愛されるためには、

好かれるために必死になるのではなく…

相手を最優先するのでもなく…

まず自分を嫌うことを止めて、自分を知って、自分を愛することが出発点なのですね。

 

これまで相手を優先してきたあなたが、せめてバレンタインデーの今日は、自分自身にも「愛」を贈れる日でありますように。



2020/02/13
どうにもならない「不安」の対処  

こんにちは。

カウンセラーの神社昌弘です。

 

僕のところには、夜になると

「この不安を、どうしたらいいですか?」

というようなメールが頻繁に届きます。

 

昨日も、一昨日も、その前も…

特にこの時期は、季節の変わり目で、心身が不安定であったり、受験シーズンであったり、バレンタイン前であったりするので、夜になって独りになると、つい悪い方向へ考えて、不安になってしまいますよね。

 

・この先、ひとりで不安

・試験や大切な日の前で不安

・病気や手術のことで不安

・家族や友人のことで不安

・離婚やお金のことで不安

・告白しようかどうかで不安

 

人それぞれに色んな不安があり、どうしていいかわからない時はありますよね。

 

そんな時、まずしてほしいことが「不安を嫌いにならないで欲しい」ということ!

 

不安を嫌って、無理に無くそうとすればするほど、不安が増し、不安に翻弄さる自分が大嫌いになってしまいます。

 

僕は、長い間、闘病生活で苦しんできましたが、度重なる手術と、いつまで続くかわからない絶食生活の中で、

・不安になるのは、それだけ一生懸命な証

・自分も相手も未来も信じたい証拠!期待したい証拠

であることを思い知りました。

 

同時に、その不安の中には、柔らかい感受性があるということも思い知りました。

不安を感じる感受性があるからこそ、この感受性が、安らぎや幸せも感じさせてくれているんですよね。

 

だから、不安を嫌うというのは、自分を否定することにつながります。

安らぎや幸せを感じる感受性を麻痺させることにもつながるんです。

 

どうしようもない「不安」な時こそ、不安を嫌うのを止めてください。

無理に不安を無くさないでください。

そして、すでにめいっぱい頑張っている自分を認めてください。

 

そうすると、おのずと不安が不安でなくなってゆきますよ。


2020/02/12
「なんのために生きるの?」と思い悩んだ時に読んでみてください。  

おはようございます。

カウンセラーの神社(かんじゃ)昌弘です。

 

僕は、京都出身ですが、京都市内ではなく、生まれも育ちも、今も「京都の田舎」に住んでいます。

他府県に出かける際は、ついカッコつけたくて、“京都市内のお坊ちゃん風”を装っていますが、実はこれ、単なる僕の憧れで、ホントは田舎者です。

 

幼い頃から大自然に囲まれて育ってきた影響もあり、生き物は大好き!

どんな生き物にも興味があり、見つけると、すぐに立ち止まって、捕まえて、観察して、飼育して、調べたりしてしまいます。

 

中でも「魚」は大好きで、小学生の頃は、時間を見つけては、川へ魚捕り。夜中にも父と網をもって出かけていました。

中学生の頃は、自宅に9つの水槽を設置し、飼育と繁殖を繰り返し、それでも足りなくて、庭に池を掘っていました。

 

ある日のこと。 

ミノムシの蓑(みの)の中身を知りたくて、蓑を剥いだことがありました。

すると、幼虫が出てきて「あぁ、これが蛾になるんだなぁ」と思っていました。

 

そうして、それから何年も経って…

大学で理科の教員免許を取得し、教育実習をしていた時に、ミノムシの衝撃の生態を知りました!

 

ミノムシは、成長すれば、全て「蛾」になって飛んでいくと思っていたのですが…

「蛾」の姿に変わって飛んでゆくのは『オス』のみ。

『メス』は蛾の姿にはならず、飛ぶことすらありません。

メスは蓑の中から出ることなく、そこで一生を過ごします。

しかも、成長したオスとメスは、どちらも口が退化し、エサを摂ることがありません。

 

成長したオスは、交尾のためだけに飛び回り、交尾が終わると、わずか数日で死んでしまいます。

一方、メスは、交尾後、蓑の中に卵を産み付け、卵が羽化する20日前後で死んでしまいます。

 

なんとも儚い一生…

「なんのために生きているの?」

「それで、あなたは幸せなの?」

そう思わずにはいられませんでした。

 

オスは、交尾の為だけに蛾になり…

メスは、一生外に出ることなく、卵を産み付けたら死ぬ…

 

僕(人間)から見ると“ありえない”ことですが、自然界では、このようなことが起こっているんですよね。

きっと、それぞれの生物には、それぞれの生き方があり、それがあたりまえで、当然のこと。

それに対して、僕が“なにか”を言う筋合いもないのですが、ミノムシの一生を見ていると、人間は“なんて有難いんだろう?”って思ってしまいます。

 

だって、自分らしく生きることを考える脳を持ち、幸せになるために選択して動くことができるんですよ。

自分次第で、可能性は無限大に広がり、自由になれるんです!

 

せっかくのこのチャンス、自由に生かさないともったいないと思うのは、僕だけでしょうか?

 

僕は、別に、生きる意味があってもなくてもいいと思っています。

目的があれば良くて、目的がなかったら悪いわけでもないと思います。

ただ、僕たちの意識を超えて、心臓は動き続け、命が僕たちを生かしている事実があります。

 

運よく、人間として生まれ、自分で決められる世界に生きているのだから、せめて今日は、ほんの少し、あなたの想いのまま、心のままに動いてみませんか?

 

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