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不安と「う〇こ」

2020/04/22
不安と「う〇こ」

こんにちは。

かんじゃまさひろです。 

 

すっかりひきこもり中の僕ですが、たまには散歩でもしようかと出かけた時のこと。

 

あぜ道を進んでゆくと「うんこ」が目に入りました。

 

見たくもなかったのに…

見つけたくもなかったのに…

 

勝手に僕の視界に入ってきました。

 

きっと避けるための防衛反応だったのでしょう。

おかげさまで、踏まずに済んだのですが…

 

「あー嫌だイヤだ」

 

と言いながら、一瞬目をそらすも、また見てしまい(笑)無意識にロックオン!!

 

一旦ロックオンしてしまうと、もうダメです。

 

どんなに奇麗な花を見ても、可愛いテントウムシを見つけても、アマガエルを見つけても、頭から離れることはありません。 

気を紛らすために、空を見て深呼吸をしてみても無理でした。

 

誤魔化したり、無かったことにしようとすればするほど、妄想って広がるんですね。

 

「恐るべし!うんこちゃん」

 

あれはワンちゃんのものだったのか?

あの大きさだと小型犬?

それとも猫?イタチ?

まさかイノシシ?

 

僕の妄想は、どんどん膨らんでいきました。

 

決してキレイなものではないし、それを思っても何の得もありません。

むしろ気分は悪くなる一方です。

 

それなら忘れたらいいのに…

別のことを考えたらいいのに…

 

って思いますよね?

 

でも、できないんです!

 

一旦ロックオンされると、もう無理なんだなって痛感しましたよ。

 

おかげで、久しぶりの散歩は「うんこちゃん」だらけ(笑)でした。

 

そうして帰宅して、テレビをつけた瞬間…

 

「あっ、そうかぁ!」

「不安も『うんこ』と一緒だ!」

 

って思いました。

 

不安に目を向けるのは嫌だけど…

不安もうんこも、生きていたら、みんな自然に出てくるもの。

 いっぱい悩んで、一生懸命考えて、消化しきれなくなって、プリプリッと出たものが不安なのだから、それが出たなら素直に認めて、サーッと洗い流せばいいだけのことですよね。

 

でも、不安というものは、あまり感じの良くないものだから、時には隠したくなったり、無かったことにしたり、誤魔化したくなったりしますよね。

そうすると、次第に“プ〜ン”と匂うようになって、それによって自分もまわりも気分は悪くなっていきます。

 

いま、多くの人たちがコロナウイルスにロックオンされています!

 

見たくもないのに、テレビをつければコロナだらけ…

新聞もSNSもコロナの話題でいっぱい…

 

どうしても不安になるようなニュースや情報が視界に入ってくるから、不安になって当然ですよね。

 

不安を無くすこともできないし、どんなに誤魔化したとしても、あるものはある。

そこにあるんです。

 

自然に、この状況を生きていたら出てくるものなんです。

 

そんな状況で、

「わざわざ、不安になる情報を見るな」

「他のことを考えろ」

「奇麗なものを見てごらん」

「さぁ深呼吸」

って言われても、無理ですよね。

 

もうコロナにロックオンされているんだから仕方がないです。

 

それを打開するのは自分しかいません!

自分で自分を救うしかない…

自分の心と身体は、自分で守る!


不安になっている自分を誤魔化さずに、そのまま認めて、ありのまま受け入れて、毎日毎日、自分で丁寧に洗い流してゆくこと。 

 

嫌なことは目につくし、どうにもならないことは山ほどあるけど、自分の心と身体が、常に“ごきげん”になることをやり続けること。

 

そして、この限られた状況の中で、自分がハッピーになるために、見るもの、聞くもの、感じるもの、受け取るものをよいふうに選択してゆく!

 

自分の選択次第で、誰もが自分で自分を幸せにできるはずだから…

 

いまこそ「自分の“ごきげん”のために何ができるか?」を考えて、よいふうに行動する時なんでしょうね。