病気や不調を前にして、
前向きになれない自分を、
どこかで責めていませんか。
「意味を見つけられない私は、ダメなんだ」と。
病気になると、
周囲から、あるいは自分自身から、
こんな言葉を向けられることがあります。
「きっと意味があるよ」
「この経験は成長のためだよ」
「前向きに考えよう」
それらは、悪意のない言葉です。
励ましたい気持ちから出たものだとも思います。
でも、正直に言いますね。
あのときの僕には、
そのどれもが、少し重たかった。

僕は20歳でクローン病を発症しました。
手術を繰り返し、
長い絶食の時間も経験しました。
その中で、
前向きになれた日ばかりではありません。
意味づけなんて、
できない日もたくさんありました。
むしろ、
「ちゃんと受け止められない自分」
「学びに変えられない自分」
を 責めてしまう時間のほうが長かった。
でも、
あとになって、
ひとつだけ、はっきり分かったことがあります。
病気は、
人を立派にするための教材ではない、
ということです。
強くなれなくてもいい。
前向きになれなくてもいい。
意味を見つけられなくてもいい。
弱いまま、生きていい。
それだけで、十分でした。

病気は、 魂を成長させるために与えられるもの、
ではありません。
でも、
「弱さを抱えたままでも、生きていていい」
そう許してくれる存在には、なり得ます。
少なくとも、
僕にとってクローン病は、 そういう存在でした。
もし今、あなたが
・病気や不調を前に、前向きになれない
・意味づけできない自分を責めている
・「学びにしなきゃ」と思うほど苦しくなっている
そうだとしたら、
伝えたいことがあります。
あなたは、何も間違っていません。
無理に立派にならなくていい。
ちゃんと受け止められなくてもいい。
今日を、生きた。
それだけで、 もう十分です。
この言葉が、
必要な人のところにだけ、
そっと届けばいいと思っています。
