「なんでそこまでやるの?」
誰にも見られていないのに、ひとり静かに掃除をしていた――
あの時間が、僕にとって「心のメンテナンス」でした。
こんにちは、神社昌弘です。
「誰も見てないのに、なんでそこまでやるの?」
昔、そんなふうに言われたことがあります。
たしかに――
夜の職場にひとり残って、
雑巾で床を拭いたり、生徒の机や同僚のデスクを丁寧に磨いたり。
見せびらかすわけでも、評価されるわけでもない。
でも、あの時間だけは、
「自分の心」と静かに向き合える時間だったんです。
僕が20代のころ、イギリスの学校で教えていた時の話です。
授業が終わり、
生徒たちがいなくなった教室で、
ひとり黙々と掃除をしていました。
ホワイトボードを磨きながら、
生徒一人ひとりを思い出し、机を拭く。
ロッカーの落書きを消し、忘れ物をそっと整える。
なにも考えず、ただ動いているだけの時間。
でも、終わるころには、不思議と心がスッと軽くなっていた。
人の心って、
誰かに見られていない時こそ、
本当の意味で整うものなのかもしれません。
・雑念を一緒に拭き取るように
・モヤモヤを流すように
・「今日」という一日を、そっと締めくくるように
掃除は、ただの行動じゃなくて、
“心のメンテナンス”そのものだったんですね。
もちろん、今はあの頃のような掃除はしていません。
でも、あのとき得た「整える感覚」は、今の僕を支えています。
カウンセリングも、発信も、日常も――
すべての土台に、あの“静かな時間”が生きています。
だから、もし今、心がちょっとザワザワしているなら――
スマホを置いて、ちょっとだけ「拭く」ことをしてみてください。
それだけで、心の風景が変わることがあります。
誰にも見られていない行いって、
報われないように思えるかもしれません。
でも、ちゃんと「あなたの中」に積み重なって、
人生の静かな土台になっていきます。
褒められなくてもいい。
誰にも言わなくていい。
“自分のために”整えることが、何より大事なんです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました🍃
もし、今少しだけ心が重たいな…という方がいたら、
「自分のためだけに整える時間」、どうぞ大切にしてみてくださいね。