「今日は酔ってもいいや」
そんな一言が、どうしても言えない自分がいる。
ちゃんとしてきた人ほど、心のどこかで「ゆるみたい」と願っているのに。
僕は昔から、どちらかというと「ちゃんとしてる人」に見られがちです。
たしかに、自分でもそう思います。
でも――
その「ちゃんと」が、僕から“楽しむ”ことを奪っていると感じることがあるんです。
たとえば、「お酒」。
実は、僕はけっこうお酒に強いタイプです。
でも、それでも“酔えない”。
なぜかというと、
そんなふうに、いつもどこかで「先のこと」を考えてしまう。
だから、どんなに楽しくても気を張っていて、
「今日は酔っ払ってもいいや」
って、思えない自分がいる。
実際、僕の“酔った姿”を見た人は、ほとんどいないと思います。
いつも“しっかり者”でいようとしてしまうから。
でも、本当は――
酔ってみたい。
ゆるんでみたい。
みんなみたいに、はしゃいでみたい。
そんな気持ちも、心の奥にはちゃんとあるんです。
じゃあ、なぜそれができないのか。
周りを信頼してないのか?
……いや、違う。
それは、きっと「自分がそうしたいだけ」。
“備えていたい”自分がいるだけなんです。
でも、時々、思うんです。
「誰かに任せてもいい夜があってもいい」
「全部を背負わなくてもいい」
って。
ちゃんとしてきた人ほど、
きっと、もう「ゆるんでも大丈夫」なんです。
今日はそんなことを、
真面目すぎる自分に、そっと伝えてあげたくなりました。