僕はこれまで、8度の手術と4年間の絶食、
そして大切な人との別れや、生きることへの葛藤も経験してきました。
その中で、たくさんの人に言われた言葉があります。
「頑張ってね」
きっと、悪気があって言ってるわけじゃない。
応援してくれているのも、わかってる。
でも、僕にとって「頑張れ」という言葉は、時に重たすぎました。
もうこれ以上、どう頑張ればいいのか。
誰にも見えないところで、
すでに全力で踏ん張ってるのに——
だから、言葉だけで放り投げられるような「頑張れ」は、今でも少し苦手です。
でもね。
僕には、好きな「頑張ろう」があります。
それは、
「一緒に頑張ろう」
という言葉。
この“ひと言”だけで、
孤独が少しだけ和らいだり、
「自分だけじゃないんだ」
と思えたりする。
カウンセリングでも、
僕は決して「頑張ってください」とは言いません。
でも、隣でこう言います。
「一緒に頑張りましょうか」
人は、ひとりで全部を抱えようとすると潰れてしまう。
でも、誰かがそばで「一緒に」と言ってくれるだけで、
その瞬間、すこしだけ力の向きが変わるんです。
だから今日、
今もしも、誰かの「頑張れ」がしんどくなっているあなたへ。
ひとりで頑張らなくていい。
一緒に頑張れる場所、ありますよ。