体調を崩したとき、
本当は休んだほうがいいとわかっていても、
なぜか、焦ってしまう自分がいます。
せっかく体が「止まりなさい」とサインを出してくれているのに、
それを無視して、余計にがんばってしまう。
そうして、空回りして、かえって時間がかかる。
僕も、クローン病だったとき、
大学の授業に遅れないように、就活できるようにと、
必死でした。
焦ってばかりいました。
結果、病気はこじれて、
治るまでにとても時間がかかってしまった。
あの頃から、ずっと僕のなかにある問いがあります。
「休むって、悪いことなんだろうか?」
止まるのが怖い。
休むのが怖い。
置いていかれる気がして。
ダメな人間だと思われそうで。
でも、それでも僕は、今ならこう言えます。
止まること、休むこと。
それは、立派な“選択”です。
カウンセリングでも、僕がよく伝える言葉があります。
「休むことに、勇気がいる時代ですね」って。
本当にその通りだと思う。
だから僕は、ちゃんと自分にも言い聞かせています。
「焦らないでいい」
「止まっていい」
「今は、そのタイミングなんだ」と。
もし、あなたが今、休むことに罪悪感を感じていたら、
まずは、その感覚こそが“頑張りすぎてきた証”なんだと思ってほしい。
そして、もし休んだことで文句を言ってくる人がいたとしたら、
その人こそ、もっと休んだほうがいいのかもしれません。
私たち、ほんとうによく頑張ってきました。
だからこそ、「休む勇気」も、
大切にしていきませんか?
神社 昌弘(かんじゃまさひろ:本名)