京都・東京・オンライン
  1. お布施ブログ
  2. その「あなたのため」は本当か?
 

その「あなたのため」は本当か?

2020/03/30
その「あなたのため」は本当か?

こんにちは。

神社昌弘です。

 

アメリカの心理カウンセラー、Les Giblinが、こんなことを書いていました。

私たちが他人に「あなたのためを思って言っている」と言う時、約95%の確立で、そうではない!

相手の欠点をあげつらって、自分の自尊心を満たそうとしているだけである。


まさか!?

95%も??

 

この数字に驚きましたが、事実、僕が他人から「神社さんのためを思って言っている」と言われた時のことを思い出すと、それには深く頷けます。

 

人が誰かを注意する時、本来であれば、相手を向上させるために言うべきはずなのに

 

もともと、すべての人が自分の重要感を満たす必要があって、そのために自分を認めてほしいと願っているところがあるから、これは仕方のないことかもしれませんね。

 

でも、いま、この事実を知ったなら、“気づかない内”に「あなたのためを思って言っている」ことが、本来の意図から離れていることがあるかもしれませんので、注意をした方がいいですね。

 

それがお互いのためでもあります。

 

かつて、どなたかがSNSで「怒る」「叱る」の違いをシェアされていましたが、本当に相手のためになっているかどうか?を確認できる指標になったので、今日は、それを最後にシェアしたいと思います。

 

 【怒る】【叱る】
 感情的に理性的に 
 過去に焦点をあてて 未来を見据えて
 怒りと勢いで 愛と勇気で
 自分の言いたいように 相手に伝わるように
 感情に任せて 試行錯誤しながら
 相手を批判するように 相手を認めながら

決して、怒りと勢いで怒るのではなく、愛と勇気で叱る…

 

これから「誰かのため」にやることがあるなら、お互いの自尊心を満たし合うような形で、相手を否定することなく、相手が本当に求めていることを与えられたいいですよね。


大切なことを、僕に教えて下さった方々に感謝します。

ありがとうございます。