こんにちは。
神社昌弘です。
先日のゴールデンウィーク、ある友人から、ふと届いたメッセージがありました。
「たすけて」
そのひと言に、迷わず動きました。
風邪をこじらせて、しばらく動けないとのこと。
ドラッグストアで、風邪薬、栄養ドリンク、ビタミンゼリー、冷えピタに食料品――
思いつく限りのものを詰め込んで、お見舞いに向かいました。
手渡しながらふと思い出したのは、
僕がクローン病で、長く寝たきりになっていた頃のことでした。
病人は、つらい。
でも、目の前の人がつらそうにしているのに、何もできない看病する側の方も、
同じくらい、いや、それ以上につらいのかもしれません。
あの頃、母はどんな想いで、僕のことを見守ってくれていたのだろう?
毎晩、点滴が止まっていないか、2時間おきに僕の部屋をのぞいていたと聞いたとき、言葉にならない気持ちが込み上げました。
病気の本人以上に、看病する人が“何もできない苦しみ”を抱えていること。
今になって、ようやく、少しだけわかるようになった気がします。
ただ「ありがとう」。
それしか言えない。
でも、それだけは、ちゃんと伝えたいと思いました。