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そっと祈る朝。離れていても、想いは届く。

2025/05/01

僕には、毎朝欠かさず行っている、ひとつの習慣があります。 


それは、継続カウンセリングや顧問契約を結んでくださっている方のカルテを一枚ずつ手に取り、その方の今の状態を静かに感じながら――

「今日も一日、穏やかに過ごせますように」

と、そっと祈ることです。 


ときどき、違和感を感じた方には、こちらからメールをお送りします。




すると決まって、こんなお返事が届きます。


「ちょうど連絡しようと思っていたところです」

「神社さん、見てました?」

「なんでわかったんですか?」


僕にとっては不思議でもなんでもなくて、

その人の“エネルギーの流れ”に変化があると、自然にわかるんです。


あ、今かな。

あ、ちょっと届きにくくなってるな――と、感じるんです。


でも、これって“特別な感覚”じゃなくて、

誰の中にもある力だと思っています。


誰かを本気で想っていれば、

たとえ離れていたとしても、

ふとした瞬間にその人のことが浮かんだり、

連絡を取りたくなったりすることって、ありませんか?


それは、きっと「つながっている」証。

目に見えないけれど、ちゃんと届いているものなんです。


シンクロニシティって、スピリチュアルな言葉に聞こえるけれど、

本当は、思いやりの延長線上にある現象だと僕は思っています。


「なんとなく気になったから」

「今日、声をかけてみようと思ったから」

「なぜか、あなたのことを思い出したから」


それだけで、誰かの救いになることもあります。


どうか今月も、あなた自身と、

あなたが大切に思う人のために、

そっと心を向ける時間を持ってみてください。


その優しさは、目に見えなくても、

きっとちゃんと届いていきますから。


静かにやってきた5月。

あなたにとって、穏やかでやさしいひと月になりますように。


神社 昌弘