こんにちは。
神社昌弘です。
僕は、小学5年生のとき“自家中毒”という体調不良で、
学校に通えない日が続いていた。
理由もわからず、心も身体も苦しくて。
そんなある日、
父が手渡してくれたのが
手塚治虫の『ブッダ』全巻だった。
仏教とか宗教とか、そんな言葉の意味は当時よくわかっていなかった。
でもブッダの生き方は、「どう生きるか」ではなく「どう在るか」を教えてくれた。
その時、心に刻まれた言葉がある。
「苦しみの中にいても、心が乱れなければ、それは苦ではない。
今思えば、この一言が、
20歳でクローン病を発症し、
4年間絶食し、8度の手術を経てもなお、希望を失わずにいられた理由だったのかもしれない。
僕は今、カウンセラーとして人の悩みや苦しみに向き合っている。
「どうすれば前向きになれるか?」
「幸せになるには?」
そんな問いの先に、ブッダの教えは静かにたたずんでいる。
小5のときに出会ったブッダの姿勢。
「争わず、誠実に、静かに、今を生きる」
その教えが、47歳の今も、僕の背骨になっている。
神社昌弘(かんじゃまさひろ:本名)