ひとりで何でもできることが「自立」だと思っていた時、僕は、自立と孤立を履き違えていた。
だから、イギリスで教員をやっていた時の僕は、いつも深夜まで仕事を抱えて、必死に、ひとりで何とかしようと頑張って、結果、孤立した。
全てが英語の中で、語彙力不足だったこともあるが、それよりも不足していたのは、相手への信頼!
自分の不完全さを隠し、弱みを認めることもできず、生徒や同僚たちとの溝は深まるばかりだった。
そんなある日、教頭先生から
「もっと、僕たちを信頼してくれないか?」
と言われた。
その時、正直、
「頼りたいのに、頼り方がわからへんねん!」
と日本語で言い返したかったが、何も言えず、ただ
「どうしたらいいかわからない」
と答えた。
すると、
「『助けて』と言ってごらん」
と言った。
そして、
「助けて」
と言った。
すると、涙が溢れ出した。
教頭は、僕をハグして、
「それでいい」
と言ってくれた。
本当の自立とは、仲間を信頼して、自分にはできないことがあることを認めること。
そして、素直に「助けて」と言えること!
この時、ひとりで何でもできることが自立ではなく、困った時に助けてもらえる関係を作っておくことこそ、自立なんだと教わった。
もし今、必死に自立しようと頑張っている人がいたら、まずは、周りを信頼するところから始めてみよう!
そして、
「わかりません」
「教えてください」
「手伝ってください」
そう言うことから頑張ってみよう。
あなたを助けたい人は、いっぱいいる!
だから、孤立しないでほしい!
全部、ひとりでやらなくていいよ!
頼っていいんだよ!
神社昌弘(かんじゃまさひろ:本名)
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