こんにちは。
カウンセラーの神社昌弘です。
僕は、心に関するセミナーをいくつも主催していますが、お金と心に関するセミナーでは、きまって“こんなこと”をします。
参加者の中で、新札の一万円札を持っている人を探して、それをお借りして“こんなこと”をするんです。
…グシャグシャグシャ…
奇麗なお札をグシャっと握りしめ、クシャクシャにします。
もちろん、すぐに丁重に謝りますが、提供して下さった方(ほぼ100%の方)は、びっくりした顔で“何をするのよ”という表情に一変します。
そこで“こんなこと”を参加者に聞きます。
「この中で、このクシャクシャのお金を欲しい人はいますか?」
すると、あわてて持ち主が、また“何をするのよ”と怒りますが、そこで“こんなこと”を聞きます。
「せっかくの新札が新札では無くなりました。それでも欲しいのですか?」
すると「もちろんです!」と即答されます。
「なぜですか?」と聞き返すと
「価値には変わりないから」と答えられます。
…ですよね?…
僕が伝えたかったのは…
たとえ、どんなに姿形が変わっても、僕たちの価値も変わらないということ!
生きていれば、つらいこと、悲しいこと、耐えられないこと、もうダメだと思うこと、いっぱいいっぱいあると思います。
心も体も傷ついて、ボロボロになってしまうことだってあるでしょう。
でも、あなたがあなたである限り、あなたの価値が失われることはありません!
そうは言うものの…
一度ついてしまったシワや傷は残りますし、元通りというわけにはいきません。
だからこそ、そのシワに込められた気づきや学びが他人への優しいクッションになり、その傷があるからこそ、そこから他人の優しさが染み込んできて、感謝ができるようになってくるのではないでしょうか?