運動が、続かない。
これはもう、長年の事実で、
言い訳のしようもなく、
僕の中では「唯一の悩み」と言ってもいいかもしれません。

ジムには、何度も通いました。
やる気も、決意も、その都度ちゃんとありました。
でも、続いて半年。
長くて一年。
一年以上、続いたことがありません。
なんでだろう?
ブログは20年以上続いているし、
仕事で決めたことは、わりときっちりやるタイプです。
投げ出すことも、途中で逃げることも、基本は嫌いです。
なのに、
運動だけは、どうしても無理。
理由は、実はとてもシンプルで、
身も蓋もありません。
――そもそも、運動が好きじゃない。
そして今月、
やっぱり、また、ジムを退会しました。
いつもの流れです。
「なんで続かないんだろう」
「意志が弱いのかな」
「また同じことを繰り返してる」
頭の中で、
自分を責める声が、いつもなら鳴り始めます。
たぶん、
これからも、
また入会して、
また続かなくて、
また退会する。
その繰り返しなんだと思います。

でも、今回は、
ひとつだけ、はっきりと違うことがありました。
それは――
自分を責める回数が、明らかに減っていたこと。
代わりに、
こんな言葉が、自然と浮かんできたんです。
「それでも、頑張ろうとしてるよね」
「ちゃんと、やろうとしてたよね」
「よくやってると思うよ」
続かなかった事実は、変わらないのに。
結果は、いつも通りなのに。
それでも、
自分を応援する声が、ちゃんと残っていました。
たぶん、次も続かないかもしれません。
正直に言えば、その可能性の方が高い。
でも、また、やると思います。
それは、
「やらなきゃ」じゃなく、
「やりたい」と思う自分が、確かにいるから。
だからもう、
続かなかった自分を責めるのは、やめようと思いました。
誰かに怒られたわけでもない。
誰かに迷惑をかけたわけでもない。
あるのは、
「やろうとした自分」と、
「続けられなかった結果」だけ。
だったら、
結果よりも、
やろうとした自分を、ちゃんと認めてあげたい。
退会の手続きをしながら、
ふと、そんなことを思いました。
「自分に優しくありたい」
それは、逃げでも、甘えでもなく、
ちゃんと前に進むための、大切な姿勢なんだと。
続けられない自分も、
何度も挑戦する自分も、
どちらも、今の自分。
だったら、
せめて、自分だけは、
自分の味方でいようと思います。
今日も、
ここまで、よくやってるよ。