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「当たっている占い」が、なぜ心を救ってくれないのか?

2025/06/19

本当に大切な“占いの役割”とは

「当たってる!すごい!」

そう思ったのに、心が軽くならない。

それは、“占いの本当の役割”を見失っているサインかもしれません。



「当たっていたのに、なぜか虚しかった」

「未来を言い当ててもらった」

「過去の出来事までズバリ当てられた」


──それ自体は確かに凄いことです。


心のどこかがスーッとしたり、驚きで鳥肌が立ったりする。

“占いの醍醐味”だと感じる方も多いでしょう。


でも、よく見てください。


その後、あなたの心はどうなっていましたか?


「だから、私はどうしたらいいの?」

「希望はあるの?」

「この先、自分は幸せになれるの?」


──そんな“肝心な問い”には、答えてもらえなかった。


気づけば、当たったことに満足しただけで、

一歩も前に進めていない。


それは、占いの“本質”を見失ってしまっている状態なのです。



占いの本当の役割とは?

僕はこれまで、スピリチュアルと心理学、人生経験を通して、

のべ3万人以上の方々の悩みや不安に寄り添ってきました。


そのなかで、はっきりとわかったことがあります。


それは──


占いの真の目的は、未来を当てることではない。

占いとは、一種の統計学だから、ある程度当たるの当然!

だから、それよりも大事なことは、“心が、前に進めるように整うこと”こそ本質!


ということです。


未来の一場面をピンポイントで当てることは、

たしかにプロとして重要な要素のひとつかもしれません。


でも、それ以上に大切なのは、

「当たっているかどうか」ではなく、

「心が、希望を持って未来に進める状態かどうか」です。



“自分で進める心”を取り戻すこと

良い占い師とは、

何かを断定して「こうしなさい」と決めつける人ではありません。


未来の可能性を一緒に眺めながら、

あなた自身の内側にある“願い”や“強さ”を見つけ出してくれる人です。


怖さに向き合いながらも、

少しずつでも前に進める勇気をくれる人。


「あなたには、ちゃんと未来があるよ」


──そう言ってもらえるだけで、人は歩き出せるものです。


そして、真に心が救われるときというのは、

「当たっていたから」ではなく、

「私は、もう大丈夫かもしれない」

と自分の中から安堵が湧いてきた瞬間なのです。



もし今、あなたが不安の中にいるなら

今、あなたが未来に迷い、

何かにすがりたくなって占いにたどり着いたのだとしたら、

僕はこう問いかけたい。


「その占いは、あなたを希望へと導いていますか?」


当たっていても、心が冷えてしまうなら、

それは本物ではないかもしれません。


当たっていなくても、

あなたの心が、ホッとゆるみ、

「やってみよう」と思えたのなら──

それは、きっと“本物の占い”です。



心は、やさしく整えられたときに前に進める

占いとは、

未来を決める道具ではありません。


あなたの心を整え、

その人らしい人生の道へと戻してくれる“羅針盤”


どんなに迷っても、

どれだけ泣いたとしても、

心が少しでもあたたかくなったとき、

人は必ず「もう一度、歩いてみよう」と思えます。


もし今、この記事が、

あなたの心をほんの少しでもあたためられたなら、

それが何よりの喜びです。