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「酔えない自分」に疲れた夜に読む話|真面目すぎるあなたへ贈る処方箋

2025/05/28

「今日は酔ってもいいや」

そんな一言が、どうしても言えない自分がいる。

ちゃんとしてきた人ほど、心のどこかで「ゆるみたい」と願っているのに。




僕は昔から、どちらかというと「ちゃんとしてる人」に見られがちです。


たしかに、自分でもそう思います。


でも――

その「ちゃんと」が、僕から“楽しむ”ことを奪っていると感じることがあるんです。


たとえば、「お酒」


実は、僕はけっこうお酒に強いタイプです。


でも、それでも“酔えない”。


なぜかというと、

  • 明日の仕事に支障が出たら困るから
  • 帰宅後の片付けの余力を残しておきたいから
  • 一緒に飲んでる相手が潰れたら、自分が介抱しないといけないから

そんなふうに、いつもどこかで「先のこと」を考えてしまう。


だから、どんなに楽しくても気を張っていて、

「今日は酔っ払ってもいいや」

って、思えない自分がいる。


実際、僕の“酔った姿”を見た人は、ほとんどいないと思います。

いつも“しっかり者”でいようとしてしまうから。


でも、本当は――


酔ってみたい。
ゆるんでみたい。
みんなみたいに、はしゃいでみたい。

そんな気持ちも、心の奥にはちゃんとあるんです。


じゃあ、なぜそれができないのか。


周りを信頼してないのか?


……いや、違う。


それは、きっと「自分がそうしたいだけ」。

“備えていたい”自分がいるだけなんです。


でも、時々、思うんです。

「誰かに任せてもいい夜があってもいい」

「全部を背負わなくてもいい」

って。


ちゃんとしてきた人ほど、

きっと、もう「ゆるんでも大丈夫」なんです。


今日はそんなことを、

真面目すぎる自分に、そっと伝えてあげたくなりました。