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亡き父から教わったこと「後悔とは〇〇している証だ」

2024/12/13

僕の父は、47歳で亡くなった。

来年、僕は、その年になる。


父と同じ年になるというのは、とても不思議な感じがする。


あの頃、父は何を想って、どんなふうに毎日を送っていたんだろう?


父が亡くなった時、僕は17歳で、反抗期だった。

だから、父に謝りたいことは、山ほどある。


父は、ある事故で、僕の目の前で亡くなったのだが、それが、あまりにも急すぎたから、


「あの時、ああすればよかった。こうすればよかった」

「なんで、あんなことをしてしまったんだろう」


って、何度も、何度も、そう思った。


父に対する後悔は長く続いたし、それが一生続くと思っていた。


でも、僕がイギリスでスピリチュアリズムを学んでいた時、亡き父から教わったことがある。


それは、


「すでに許されているから大丈夫だ」


ということ。そして、


「後悔をし続けるということは、傲慢だ」


ということ。


後悔している多くの人は、


「自分が許されない」


と思い込んでいるが、僕が霊能者として活動をしていた時、これは僕の周りに限ってのことだが、許されていない人は、誰一人いなかった。


「では、なぜ許されているのか?」


それは、亡くなった人たち自身が、それまでの自分を振り返り、自分の至らなさを思い知るからだ。


自分自身も完璧でないのに、その自分を横に置いて、相手だけを責めることなんてありえない!


そもそも、僕たちは、なぜか100点満点の行動ができると思い込んで生きているが、そもそも100点満点の生き方なんてできるはずがない。


それなのに、そこを基準に生きているから「後悔」をしてしまう。


後悔をし続けるというのは、今できるようになった自分が、過去のできなかった自分をジャッジして、哀れな自分でいたいだけで、結局のところ、自分を追い込んで、自己正当化を図っているのかもしれない。


みんな間違いや失敗をして、それでも許されて、助け合って生きているのだから、お互い様だ。


もし後悔することがあれば、その時はクヨクヨしてもいいし、思い切り泣いたらいい!


でも、泣きが終わったら、ちゃんと「反省」をして「改善」すればいい!


そうすれば、必ず許される。


「いつまでも後悔し続けるのは傲慢だ!」

「自分を許す勇気を持ちなさい!」


僕は、父から教わったことを、いつも心に留めている。


後悔は、ちゃんと成長している証だ!



神社昌弘(かんじゃまさひろ:本名)

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