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「グレーゾーン」の大切さ。

2020/11/15
「グレーゾーン」の大切さ。
昔から優等生と言われたくて、きっちりやってきた僕は、いい加減な人が大嫌いでした。

「なんで、ちゃんとしないの?」
「きっちり、やってよ!」

そう言ってきましたし、そうすることが正しいと思っていました。

いま思い返すと、なんて傲慢で独りよがりだったんだと思いますが、当時は、それが正しいと信じていたので、知らぬ間に傷つけてしまうこともあったと思います。ごめんなさい。

自身がカウンセラーになって20年以上、日々「こころ」の勉強をし続け、沢山のカウンセリングしてゆく中で、世の中には白黒ハッキリできないことが沢山あることを痛感させられましたし、「いい加減」が「よい加減」で、とっても大切であることにも気づきました。

かつて、斎藤一人さんが、
昼の次にパッと夜が訪れることなんてないよね?
いきなり暗くなると困るよね?
みんながちゃんと対応できるように、だんだん暗くなる夕方があるんだよ。
その夕方の「夕」とは「結(ゆう)」とのことで、昼と夜を結ぶ時間帯だよ。
自然界にグレーゾーンがあるということは、神様がグレーゾーンが大切だと言っていることだよ。
そんなふうに書かれているのを見たことがあります。

その時、ハッと目が覚めたことを、今でも鮮明に思い出します。

それ以降、僕はグレーゾーンを忘れないために、自身の名刺をグレーにしたり、よい加減を心掛けるようになっています。

もし、いま白黒ハッキリつけたいことがあったり、きっちりやりたい人がいたら、ちょっと夕方の黄昏時を全身で感じてみてください。

きっと、それだけで自分にも周りにも優しい気持ちになれると思いますよ。

今日も読んでくれて、ありがとうございます。