こんにちは。
ある日のこと。
ランドセルを背負った少年が電車に乗り込んで、私の向かい側に、チョンと座りました。
すると…
彼の目の前にお爺さんがやってきて、優しい少年は、席を譲ってあげました。
お爺さんは「ありがとう」と言って、次の駅まで座らせてもらいました。
お爺さんが降りた後、彼は嬉しそうでした。
間もなくして…
今度は、彼の目の前にお婆さんがやってきました。
優しい少年は「どうぞ」と言って、また席を譲ってあげました。
お婆さんは「ありがとう」と言って、少年は、また嬉しそうでした。
でも、お婆さんが降りた直後のこと…
ようやくホッとひと安心して、少年が席に座ると、今度は、別の老人が、彼の目の前にやってきました。
「どうするんだろう?」
彼の様子を見ていると、彼はギュッと手を握ったまま、うつむいたままでした。
顔がこわばっています。
そこに、それまでの嬉しそうな表情はありませんでした。
どうやら…
必死に涙をこらえているようでした。
「これを読んで、どう思いましたか?」
他人に優しくすることは素晴らしいことです。
でも、他人に優しくするがゆえに、自分を犠牲にしたり、自分が我慢をしたりしてしまうと、悲しくなったり、虚しくなったりすることもありますよね。
自分にも、相手にも、優しくあれること、それは何でしょうか?
「どうしたらいいのでしょうね?」
お互いがハッピーであるために、あなたは、どうしたらいいと思いますか?