こんにちは。
「神社さんのお母様って、どんな人ですか?」
僕から見れば、いたって普通で、おせっかいなおばさんですが、昨日、また同じ質問をされたので、今日は、母のことについて書いてみたいと思います。
母は、現在71歳。
47歳の時に目の前の事故で最愛の夫(僕の父)を亡くし、その後、10年以上に渡って実母の看病をしてきました。
その頃、僕が難病(クローン病)を患ったために、8度の手術に付き添い、4年間の絶食生活をサポートしつつ、約10年かけて、僕を元気にしてくれました。
ようやく安心できると思った矢先、今度は娘(僕の姉)の子どもが「自閉症」だと診断されました。
僕から見れば、なんとも悲惨な人生で、不運に見舞われ続けた人ですが、母はいつも、
「私は、しあわせよ」
「だって、私にはまだまだできることがいっぱいあるから」
そんなことを言っていました。
詳しいことは、母の著書に書いてありますが、僕は、そんな母から『愛とは行動』だと教わってきました。
僕が思う母の凄いところは、逆境を乗り越える強さではなく、
です。
母は、いつでも、どこでも、どんなときも、自分が熱中できる「趣味」をもっていました。
父が亡くなった時には、急に「カメラ」をやりたいと言い出し、ド素人からアマチュアカメラマンとして、数々の賞を受賞するまでになりました。
ある程度の結果を出した後には、今度は「木目込み人形」を習いたいと言い出し、師範の免許を取り、今では教授にまでなりました!
今日は、ブロブの最後に、そんな母の著書『あなたの言葉に逢いたくて』から、一部をシェアしたいと思います。
あなたの今の苦しみや悩みは、きっとあなた自身で終わらせることができます。
だから、どうかあなたの人生を信頼してみてください!
どんな人生でも、あなたが自分の人生を心から信頼できたとき、あなたの意識と行動は、輝く未来へつながっていきます。
あなたの信じる心が、あなた自身を解放してくれるのです。
あなたはもう、すでに十分すぎるほど頑張ってきました。
誰にも気づかれないところで、めいっぱい苦労して、悩み尽くして、そして、考え抜いて、涙も流してきました。
必死に生き続けてくれて、ありがとうございます。
みんなのために頑張ってくれて、ありがとうございます。
どうか、これからは、一人で抱え込まないで、まずは頑張り抜いた自分を誇りに思って、共に生き抜いた子どもや家族を慈(いつく)しんでください。
せめて今日だけは…
明日のことを考えなくてもいい!
今日、とりあえず、あなたとあなたの子どもが笑顔になるために生きてください。
きっと、明日は明日の風が吹くから…
きっと、明日は笑顔になれるから…
私は、そう信じています。
(p10〜引用)