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もし大切な人が「病気」になったら…

2020/03/01
もし大切な人が「病気」になったら…

こんにちは。

カウンセラーの神社昌弘です。

 

おかげさまで、2020年2月12日から書き続けている「お布施ブログ※」を、たくさんの方に読んでいただき、先月のアクセス数は、これまでの2倍以上になりました。

読んでくださっている皆様に、心から感謝いたします。

そして、このブログを書くチャンスをくださった穗口大悟さんに、ありがとうございます。

 

さて。

今日は、もし大切な人が「病気」になったら、どうするか?

 

大切な人が病気になった時にできることを書いてみたいと思います。

 

僕のところには、僕が難病を克服したということもあって、同じクローン病の方はもちろん、重い病気を患う方やその患者を支える家族、友人、恋人、仲間たちか集まってきます。

 

病気は、本人にとってはもちろん、まわりにとっても人生の試練になりますよね。

だから、そんな試練の時には、どうしていいかわからなくなることもあると思います。

 

大切な人であればあるほど「代わってあげたい」という気持ちは募るでしょうし、大して何もできない自分が、もどかしくて仕方ないこともあるかもしれません。

 

そんな時は、

「だいじょうぶ?」と聞くのではなく、

また「がんばれ!」というのでもなく、

ただ心から祈ることしかできないと思いますし、それが一番だと思います。

 

その人が乗り越えられると信じ切って、祈ることが一番いいと思います。

できることなら、傍で肩をさすったり、手を握るだけでもいいと思います。

 

ある日のこと。

 

僕が難病で苦しんでいた時に、こんな風に応援されたことがありました。

「私が頑張るから、神社君はだいじょうぶよ」って。

 

えっ?意味がわからないと思って聞き返すと、

「私は、あなたが乗り越えられるように祈っているし、それを頑張っているの。あなたが治ることを信じ切ってるのよ」と。

 

それまで、こんな応援をされたことがなかったので、びっくりしました。

彼女は、心配するエネルギーを信頼するエネルギーに変えて、祈ってくれていたんですね。

 

それから何年も経って、僕が病気を克服した時、彼女に尋ねました。

「なぜ、あの時、あんな応援ができたの?」と。

 

すると彼女は、

「私が頑張るしかなかったの。毎日毎日、心配で不安に押しつぶされそうだったから…私が“祈り”を頑張ることしかできなかったし、それによって、実は、私の方が救われていたのかもしれない」と。

 

この時、心配のエネルギーを信頼するエネルギーに変えて祈ること…

それは、確実に伝わるんだなぁと思いました。

 

心配な時、不安な時、たとえ何もできないような時でさえ、祈ることは、いつでも、どこでも、誰にでも、できますよね。

相手が必ず乗り越えられると信じ切って、心配するエネルギーを信頼するエネルギーへと変えて、大切な人を応援することができたらいいですね。

 

※僕の実体験から得た「生きる知恵」を、皆様の日常に役立てていただきたいという願いを込めて書いています。