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絶対に「ゆるせない」そんな時に…

2020/02/23
絶対に「ゆるせない」そんな時に…

こんにちは。

カウンセラーの神社昌弘です。

 

人を「ゆるす」と楽になります。

そんなことはわかっています。

それでも「ゆるせない」ことの一つや二つ、ありますよね。

 

自分はもちろん、大切な人に危害を与えられた時や裏切られた時、人道に反することに直面した時…

ゆるせない想いは、どんどん膨らんで、ゆるすどころか、仕返してやりたい気持ちがこみ上げてきて、懲らしめてやりたい想いでいっぱいになるでしょう。

 

絶対にゆるせない!

それでも、人は、ゆるさないといけないのでしょうか?

 

はい!

やっぱり、ゆるす方がいいようです!

 

僕にとって「ゆるす」ことは困難ですが、これまで、いろんな「ゆるせない」事態を経験して、いまでは、こんな風に考えるようになっています。

 

ゆるせない時は、なにをやっても、結局、自分自身が苦しい想いをするだけ…

すでに自分自身がゆるされて生かされているんだから、ゆるした方がいいんだよなぁと。

 

そんな風に、何度も何度も言い聞かせています。

 

罪に大小はあったとしても、罪のない人間なんていません。

生きていること自体が、すでに多くの命の犠牲の上に成り立っているのだから、やっぱり、ゆるした方がいいんですよね。

 

だから、ゆるせない時は、相手をゆるすために頑張るのではなく、自分と大切な人たちが楽になるためだけ集中してください。

これは、決して、相手の罪を認めるわけではありません。

相手や罪を肯定するわけでもないです!

ただ、いまここにある安らぎを選択するということです。

 

心理学を勉強すると、ゆるせない裏側には、実は、ほとんど意識されないところに罪悪感や劣等感があって、相手をゆるせないのではなく、自分自身をゆるせていないことがあるようです。

 

・相手を徹底的に否定することで、自分自身を肯定しようとしていたり…

・ゆるすことが、負けることだと勝手に思い込んでいたり…

・怒りの裏側にある悲しみを、必死に隠そうとしていたり…

・本当の想いを「わかってほしい」というSOSだったり…

 

いろんなものが隠れています。

 

ゆるせない時は、こんな状況でも頑張っている「わたし」がいることに気づいて、相手を否定するエネルギーを自分を肯定するエネルギーに変えて、「よく頑張っているね」「ありがとう」と自分自身に言ってみてください。

それが一番良いです。

 

すでに頑張っているあなたへ

ありがとうございます。