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「なんのために生きるの?」と思い悩んだ時に読んでみてください。

2020/02/12
「なんのために生きるの?」と思い悩んだ時に読んでみてください。

おはようございます。

カウンセラーの神社(かんじゃ)昌弘です。

 

僕は、京都出身ですが、京都市内ではなく、生まれも育ちも、今も「京都の田舎」に住んでいます。

他府県に出かける際は、ついカッコつけたくて、“京都市内のお坊ちゃん風”を装っていますが、実はこれ、単なる僕の憧れで、ホントは田舎者です。

 

幼い頃から大自然に囲まれて育ってきた影響もあり、生き物は大好き!

どんな生き物にも興味があり、見つけると、すぐに立ち止まって、捕まえて、観察して、飼育して、調べたりしてしまいます。

 

中でも「魚」は大好きで、小学生の頃は、時間を見つけては、川へ魚捕り。夜中にも父と網をもって出かけていました。

中学生の頃は、自宅に9つの水槽を設置し、飼育と繁殖を繰り返し、それでも足りなくて、庭に池を掘っていました。

 

ある日のこと。 

ミノムシの蓑(みの)の中身を知りたくて、蓑を剥いだことがありました。

すると、幼虫が出てきて「あぁ、これが蛾になるんだなぁ」と思っていました。

 

そうして、それから何年も経って…

大学で理科の教員免許を取得し、教育実習をしていた時に、ミノムシの衝撃の生態を知りました!

 

ミノムシは、成長すれば、全て「蛾」になって飛んでいくと思っていたのですが…

「蛾」の姿に変わって飛んでゆくのは『オス』のみ。

『メス』は蛾の姿にはならず、飛ぶことすらありません。

メスは蓑の中から出ることなく、そこで一生を過ごします。

しかも、成長したオスとメスは、どちらも口が退化し、エサを摂ることがありません。

 

成長したオスは、交尾のためだけに飛び回り、交尾が終わると、わずか数日で死んでしまいます。

一方、メスは、交尾後、蓑の中に卵を産み付け、卵が羽化する20日前後で死んでしまいます。

 

なんとも儚い一生…

「なんのために生きているの?」

「それで、あなたは幸せなの?」

そう思わずにはいられませんでした。

 

オスは、交尾の為だけに蛾になり…

メスは、一生外に出ることなく、卵を産み付けたら死ぬ…

 

僕(人間)から見ると“ありえない”ことですが、自然界では、このようなことが起こっているんですよね。

きっと、それぞれの生物には、それぞれの生き方があり、それがあたりまえで、当然のこと。

それに対して、僕が“なにか”を言う筋合いもないのですが、ミノムシの一生を見ていると、人間は“なんて有難いんだろう?”って思ってしまいます。

 

だって、自分らしく生きることを考える脳を持ち、幸せになるために選択して動くことができるんですよ。

自分次第で、可能性は無限大に広がり、自由になれるんです!

 

せっかくのこのチャンス、自由に生かさないともったいないと思うのは、僕だけでしょうか?

 

僕は、別に、生きる意味があってもなくてもいいと思っています。

目的があれば良くて、目的がなかったら悪いわけでもないと思います。

ただ、僕たちの意識を超えて、心臓は動き続け、命が僕たちを生かしている事実があります。

 

運よく、人間として生まれ、自分で決められる世界に生きているのだから、せめて今日は、ほんの少し、あなたの想いのまま、心のままに動いてみませんか?