僕が40代になるまで、
「いい人」とは
「魅力的な人」だと思い込んでいました。
もちろん「いい人」には魅力的な人も大勢いますが、必ずしもそうではなく「都合のいい人」も多いようです。
ちょっと、あなたのまわりを見渡してみて下さい。
あなたの願望を聞いてくれたり、あなたを手伝ってくれたり、あなたの話を聴いてくれたり…
そんな人が「いい人」になっていませんか?
性格の良い人や優しい人、思いやりのある人、あなたを否定しない人…
そんな人は「いい人」に間違いないのですが、あなたの願望を満たしてくれる人こそ「いい人」になっていませんか?
その人は、果たして魅力的な人でしょうか?
あなたにとって、都合のいい人ではないですか?
ある時、僕が高等学校の保護者会で講演をした後に、
「神社先生って、いい人なんだけどね…」
って話されているのを耳にしました。
その時、いい人なんだけど「もっと、こうあってほしい」とか「もっと、こういう人でいてほしい」と言われていて、たとえ僕がどんなに頑張っても、「いい人」というのは相手基準で、僕にはどうすることもできないって痛感したんです。
つまり、僕が相手の願望を満たせないと「いい人じゃない」わけで、どんなに必死に頑張ろうが、何をしようが、そんなことは相手にとっては、どうでもいいことなんですよね。
それを思い知って降参しました(笑)
だから、それ以降、誰かにとっての「いい人」は卒業しています。
その代わり、自分にとって「いい人」、つまり、自分に正直であるように努めています。
今週末、「いい人から卒業」というテーマでセミナーをひらきますので、他人にとっての「いい人」から卒業して、自分にとって「いい人」でいたい方は、どうぞお気楽にご参加くださいね。