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「我」の強い母親の特徴!

2020/10/17
「我」の強い母親の特徴!
今日は、「我」の強い母親の特徴をシェアします。

先日、「優しさ」について、友人と話をしていた時のこと。

彼の母親が、行為は優しいけれど、心が優しくないことを教えてくれて、その例が、みんなにも役立ちそうだったので、ここで書きたいと思いました。

彼は幼い頃から優しい少年で、彼の母親もまた、子ども想いで優しいお母さんでした。

彼のお母さんは、いつも子供の為を思って、あれこれ頑張っていたそうです。

ある日のこと、彼を想い、体に良い健康食品を買ってきたそうです。

彼は「美味しいよ」と言って、食べ始めたそうです。

でも、正直、あまり美味しくなくて、頑張って食べるも味は薄く、一瓶空けた後に、「もう、いいよ」と言ったそうです。

すると、母親は「あなたが食べないなら、私が食べるわ」と言って、また買い続けたようです。

せっかく僕の為に買い始めてくれたのだからと思って、彼は、再び我慢して食べ始めたそうです。

それでも、やっぱり美味しくなくて、「もう、買わないで」と言ったら、喧嘩になった様子!

母親は「あなたが食べなきゃいいことでしょ」と怒りながら言い放ち、彼の本当の気持ちを無視しました。

お母さんの優しさを知っている彼は、自分から先に「ごめんなさい」と謝りましたが、その時、母親からの返答にショックを受けます。

「わかったらいいのよ」

その言葉を聞いて、彼はガッカリしました。

結局、お母さんは僕の為ではなく、自分の思い通りにしたかっただけなんだと気づいて、彼は大きなショックを受けたのでした。

この母親は、一見、まわりからみれば、優しい行動をとっているように見えますが、自分の我を通しているだけです!

ただ自分の想い通りにしたいだけで、心は優しくありません!

一方、お母さんを思いやり、母の期待に応え、勇気をもって本音を言った彼の方が、実は優しい子なのです!

僕が20年ほどカウンセリングをしてきて、親と子、それぞれの立場から、それぞれの本音を聴いてこそ見えるものやわかるものが、本当に沢山あることを思い知ります。

それは、今もまだ続いています。

今日の事例は、僕自身にとっても心に留めておくべきことであり、常に気を付けておかなければいけないことです。

みんなそれぞれ、時々立ち止まって、いまやっている自分の「優しさ」が、相手にとって「本当に優しい」ものなのかどうか?を自問した方がよさそうです。

そこさえ自問できれば、きっと「もっと優しい」世界になるのでしょうね。

あなたにとって優しい週末になりますように。