僕が苦しかった時、僕は全然優しくありませんでした。
ずっと優しいと思っていたのに、自分が苦しい時には、やっぱり、まわりに優しくできるわけがなかったんですよね。
かつて、僕が
クローン病(消化器官の難病)で苦しかった時のこと。
まわりに心配をかけないように、できるかぎり本音を「言わない」という選択をしていたことがありました。
- 親が心配するから言わない
- 恋人が心配するから言いたくない
- まわりに迷惑をかけたくないから言わない
勝手に独りで抱え込んで「自分独りでなんとかしよう」としていたんですよね。
独りで解決できないくせに強がって、余計にまわりに心配をかけていました。
いま思い返すと、僕は優しさの意味をはき違えて、まわりを狂わせていました。
優しさとは、相手を信頼して「本音」を言って、相手が協力してくれることでもある
それなのに、独りで全てを抱えて「何も言わなかった」僕は、まわりに対して全然優しくありませんでした。
そんなことを、40歳を過ぎてわかってきました。
もし、いま、まわりに心配をかけたくなくて「言わない」選択をしている人がいたら、もしかすると、それは、自分にとっても、まわりに対しても、優しくないことなのかもしれません。
決して、全ての人に本音を言う必要はないけれど、まわりがあなたを助けたいと思っている時に、あなたが本音を話してくれないと、あなたは無意識に相手の優しさを拒否し、まわりを傷つけている可能性があります。
本音を言えたら癒えることも沢山ありますから、もし僕で良ければ、ちょっと話してみてくださいね。