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傷が「優しい味」になる?!

2020/09/30
傷が「優しい味」になる?!

こんにちは。

かんじゃまさひろです。


僕は、クローン病(消化器官の難病)が治ってから、生活スタイルが一変しました。

生き方や在り方が変わったのはもちろん、食生活も大きく変わりました。

これまで3食きっちり食べていたのが、ここ10年以上は一日2食です。

友達と外食する時には、満腹になるまで、美味しく楽しく食べますが、基本的には小食粗食で、朝食は食べません。

朝食の代わりに、コップ一杯の「人参リンゴジュース」を飲んでいます。

スロージューサーに人参とリンゴ、レモン半分とショウガを入れて作って飲んでいるのですが、スーパーでは、毎回、人参とリンゴを大量に買います。

 

昨日のこと。

 

スーパーで、傷ついたリンゴが格安で販売されているのを見て、

 

「あっ!!」


と思い出したことがありました。

それは…
“傷ついたリンゴほど甘い”

以前、あるテレビ番組で、リンゴ農家さんが、 

「傷ついた部分があればね、そこを必死に治そうと、まわりの細胞たちが手助けして、チカラを合わせるから、より甘くて美味しくなるんだよ!」


そんなことを話されていたことを思い出し、そのリンゴたちを手に取りました。

やっぱり…
甘くて美味しかったです。

とはいうものの…
日頃は、表面がつるつるの方を選ぶし、良い感じのものを選んで買いますが、実際のところ、中身は食べてみないとわからないことが多いです。

これは、リンゴだけに限ったことではないですよね?

人間だって、傷ついたり、失敗したり、苦労したりするほど、まわりに助けられて、チカラを合わせて、人に対して甘くなったり、優しくなって、人間味が深くなることもありますよね?


無理やり傷ついたリンゴを買う必要もないし、ましてや、自ら傷つく必要はありませんが…

たとえ傷があっても、きっとそこから優しさが滲み出るから、そこを味わえるようになると、人生はより豊かなものになるんだなって思いました。