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不幸の「原因」

2020/07/16
不幸の「原因」

こんにちは。

かんじゃまさひろです。

今から10年ほど前、僕は、頻繁にスピリチュアルをテーマに講演をしていました。

スピリチュアルブームが盛んで、全国から依頼があったからです。

 

ちょっと変わった名字(神社:かんじゃ)と、イギリスでサイキックサイエンスを何年も学んできたこともあって、自身の知識や能力を見せびらかしたかったんですよね。


いつもまわりからは「凄い」と言われて、チヤホヤされていましたが、内心、幸せではありませんでした。

心は落ち着かず、いつもイライラしていました。

 

「なぜ、幸せでなかったのか?」

「なぜ、イライラしていたのか?」

 

幸せでなかった理由は、見えない世界や霊を信じるあまり、いまここにある現実や自分自身をおろそかにしていたから。

そして、イライラしていたのは、自分の正しさにこだわるあまり、いつも僕のまわりには反論する人がいて、その人たちと戦わなくてはいけなかったから。

 

幸せになるためにスピリチュアルを追究していたはずなのに、気づけば、幸せでなくイライラしっぱなし…

 

そんな生活がホトホト嫌になって、もうスピリチュアルなんて「どうでもいい」って思うようになっていきました。

 

かつての僕は、


「自分が信じていることが正しい!」

「みんなには同じ感覚でいてほしい!」

 

そんな身勝手な期待を持っていたから、不幸だったんだと思います。

 

不幸の原因は、自分の正しさにこだわるあまり、まわりにも「同じ」になれという無言の期待によって引き起こされていたのだと思い知ります。


僕がいま、ようやく平和で落ち着いた、幸せな生活が送れるようになっているのは、積極的に「違い」を認め合い、「共感」する世界を大切にするようになっているからです。

先日のピアサポートセミナーでもお話しましたが、やっぱり『みんなちがって みんないい』のだと思います。

人はそれぞれ感覚も違うし、信じていることも違う。
もちろん、見方も考え方も全部違って、だからこそ、これが正しいだなんて言えないし、言ってはいけなかったのですね。

僕は40歳になるまで、沢山の間違いや失敗を経験しなければ、見えなかったことやわからなかったことが沢山ありました。
それは40歳を過ぎてからも続いていて、いまも日々、学ばせていただいています。
それらに対して感謝をしています。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。