こんにちは。
神社昌弘です。
僕は、共著や自費出版、電子書籍を含めると、計13冊の本を出版しています。
初めて出版した時は、何もわからなかったから、ただ編集長の指示に従って、言われた通りに仕上げていましたが、本を出版する度に、だんだん一人で作れるようになって、ある程度のものができるようになっていきました。
わからない間は謙虚だったものが、気づかない内に傲慢になっていたのか?!
4冊目の出版を終えた頃、その傲慢さに気づかされました。
それは、ある日のこと。
凄い自信作ができて、すぐに出版社に原稿を送り、
「新しい本を書いたので、改善点があれば教えてください」
と言った時のことでした。
有難いことに、編集長からすぐに電話がかかってきて、ワクワクしていたのですが…
あまりの改善点の多さとダメ出しに、イライラして、しまいには、悔しさと悲しさ込み上げてきました。
この時、僕は、アドバイスよりも、褒めてほしかったんだなぁと思い知りました。
「改善点を教えてください」と言いながら、実は、僕は自慢したかっただけで、「素晴らしい」と言ってもらいたかったんだなぁと気づきました。
僕は、無意識に称賛や同情を求める癖があったんだなぁ、と気づいて、それ以来、他人がアドバイスを求める時には2つのタイプがいることを念頭において対応するようにしています。
多くの人は、基本、他人に何かを求める際に、誰もが相手に好意を求めて、自分を受け入れて、認めてほしいと願っています。
だから、アドバイスも大切ですが…
仕事以外の場合は、実はアドバイスよりも称賛や同情を求めていることが多いので、まずは、そのままを受け入れて、認めて「褒める」こと、それが大切なんだなぁと思います。