先日のことです。
「いやぁ〜自分責めを止められないんです!もぉ〜どうしたらいいですかぁ?」
という相談を受けました。ちょっと軽い感じに受け取れたので、
「本気で、本気で、本気で止めたいですか?もし、あなたが本気なら、僕もプロなのでガチで行きますけど…」
と言うと、
「えっ!?」
と戸惑われたので、
「ちなみに、自分責めの何が悪いのですか?あなたは今、本当に、本当に、本当に苦しいのですか?」
と聞き返しました。
「本当に、本当に、本当に苦しくて、本気で、本気で、本気で止めたいなら、なぜ半笑いなのでしょうね?もしかすると、あなたは自分責めを止めたくないのかもしれませんよ!問題はそこじゃない気がします」
と言うと、ハッとした表情に変わり、そこで真顔になりました。
そうして、そこから始まった
カウンセリングで、彼女は
自分責めをしていた本当の意味を知り、その裏にあった『大切なメッセージ』に気づかれて、スッキリ笑顔で帰っていかれました。
自分責めを止められない人の裏(背景)には、それぞれ色んな理由や事情がありますが、
- 自分を責めることによって、自分を奮い立たせることができる
- 間違った自分を責めることによって、出来事を正当化できる
- できない自分を責めることによって、本当はできる自分だと思いたい
- 自分をいじめることによって、ボロボロの自分を助けてもらいたい
- ちょっぴり責められるのが好き(笑)など
実は、悪いことだけではなく『あなたにとっての利点』もあるんですよね。
だから、止められない!
実は、止めたくない!
こともあります。
もし今、自分責めを止められない人がいたら、そっと自問してみてください。
「本当に、本当に、本当に苦しいですか?」
「本気で、本気で、本気で止めたいですか?」
もしかすると、自分を責めることによる『利点』があるのかもしれませんし、その裏には『大切なメッセージ』が隠れているかもしれません。