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心が安らぐコラム

人生には、うまくいく日もあれば、立ち止まる日もあります。


そんな時に、

「私だけじゃないんだ」

と思える言葉があるだけで、少し心が軽くなることがあります。


このページでは、京都新聞(朝刊)「窓」欄に掲載されたコラムを中心に、暮らしの中で見つけた小さな気づきをお届けします。


読んだあと、ほんの少し心が安らぐような場所になれば嬉しいです。

2022年3月3日(木曜日)京都新聞・朝刊掲載

過去を未来への活力に  
先日、イギリスの教え子から「赤ちゃんが生まれました」とうれしい報告がありました。

僕が日本語教師をしていたのが16年前。
今でも、こうして慕ってくれていることに感謝します。

当時の写真を懐かしく見返し、帰国直前にくれた彼のメッセージを読んでいると「こんなにも雑で乱暴な文字を書く生徒だったのになぁ」と微笑ましく思い出しました。

当時、イギリスの生徒たちはいつも青色のボールペンを使い、消しゴムを使うことが一切なく、それは「消し去らないことが大切」「間違いをそのまま認めて、次に生かすことが大事」だと教わってきたからでした。

誰しも生きていれば、消し去りたいものの一つや二つあります。
キレイに消し去ることができたら、どんなにスッキリすることでしょう。
でも、起こった出来事をなかったことにはできません。

人は皆、失敗や間違いを犯しながら成長していきます。
その全てを消すのではなく、消し去りたい過去を未来へのエネルギーに変えて、今日一日を過ごせたらいいなと思います。