コロナ禍で、みんなが不安になっている時、カウンセラーという立場から、
「いまの僕にできる社会貢献はないか?」
と考えて、毎月、京都新聞へコラムを投稿することに決めました。
おかげさまで、2020年4月から定期的に、僕のコラムが京都新聞(朝刊)『窓』欄に取り上げられています。
こちらでは、その一部を紹介したいと思います。
目標をもって、努力することや頑張ることはすてきなことです。
僕自身も努力して頑張って、色んな経験を得ることができましたし、そのおかげで、成長することもできました。
しかし、かつての僕は「満足したら終わり」「満足したら成長が止まる」という思い込みがあったため、いつもどこか気が抜けない、苦しい日々でした。
自分のできないところや、未熟なところを指摘して、自分を否定して「まだまだ」「もっともっとできる」そう言い聞かせて奮い立たせていたのですから、苦しくて当然ですよね。
そうして40歳を越えた頃から、こんな生き方を続けていては、自分がかわいそうだと思いましたし、逆に、満足しても成長できることを知って、その満足感や達成感こそが、次へのエネルギーに変わることを体感しました。
僕たちは、困難を乗り越えるために生まれてきたのではなく、幸せになるために生まれてきました。
だからこそ、時に努力や頑張りも必要ですが、頑張り過ぎの時には立ち止まり、自分で自分をねぎらって、ここまで来た自分に、自信と誇りを持つことが大切だと思います。