京都・東京・オンライン
  1. 心が安らぐコラム
 

心が安らぐコラム

コロナ禍で、みんなが不安になっている時、カウンセラーという立場から、

「いまの僕にできる社会貢献はないか?」

と考えて、毎月、京都新聞へコラムを投稿することに決めました。


おかげさまで、2020年4月から定期的に、僕のコラムが京都新聞(朝刊)『窓』欄に取り上げられています。


こちらでは、その一部を紹介したいと思います。

2022年9月11日(日曜日)京都新聞・朝刊掲載

頑張りより自信と誇りを  

目標をもって、努力することや頑張ることはすてきなことです。

僕自身も努力して頑張って、色んな経験を得ることができましたし、そのおかげで、成長することもできました。


しかし、かつての僕は「満足したら終わり」「満足したら成長が止まる」という思い込みがあったため、いつもどこか気が抜けない、苦しい日々でした。

自分のできないところや、未熟なところを指摘して、自分を否定して「まだまだ」「もっともっとできる」そう言い聞かせて奮い立たせていたのですから、苦しくて当然ですよね。


そうして40歳を越えた頃から、こんな生き方を続けていては、自分がかわいそうだと思いましたし、逆に、満足しても成長できることを知って、その満足感や達成感こそが、次へのエネルギーに変わることを体感しました。


僕たちは、困難を乗り越えるために生まれてきたのではなく、幸せになるために生まれてきました。


だからこそ、時に努力や頑張りも必要ですが、頑張り過ぎの時には立ち止まり、自分で自分をねぎらって、ここまで来た自分に、自信と誇りを持つことが大切だと思います。


自分をありのまま認めて、許して、愛してこそ、確実に成長できるのだと思います。