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心が安らぐコラム

コロナ禍で、みんなが不安になっている時、カウンセラーという立場から、

「いまの僕にできる社会貢献はないか?」

と考えて、毎月、京都新聞へコラムを投稿することに決めました。


おかげさまで、2020年4月から定期的に、僕のコラムが京都新聞(朝刊)『窓』欄に取り上げられています。


こちらでは、その一部を紹介したいと思います。

2026年6月9日(火曜日)京都新聞・朝刊掲載

「早く死んでもらいたいんです」
 カウンセリングで、ある女性が、涙ながらにそう言いました。
 認知症になった父の介護を、長年一人で抱えてきたという。
 もちろん本人も、そんなことを言いたいわけではありません。
 むしろ、「こんなことを言う私は最低です」と、何度も何度も自分を責めておられました。
 僕はその言葉を聞きながら、「ここまで頑張ってこられたのだな」と感じました。 
介護は、綺麗ごとだけでは続きません! 優しい人ほど無理をして、限界まで耐えて、心が壊れそうになって初めて「もう無理なんです」と小さな声を漏らします。
 世の中には、「思ってはいけないこと」があるように言われます。 
でも、本当に苦しい時、つらい時、どうしようもない時には、人は綺麗な言葉だけでは生きられません!
 大切なのは、正しい言葉を並べることではなく、「苦しかったですね」と、その人の重荷を一度受け止めることだと思います。
 帰り際、その女性は少しだけ柔らかな表情になっていました。