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心が安らぐコラム

人生には、うまくいく日もあれば、立ち止まる日もあります。


そんな時に、

「私だけじゃないんだ」

と思える言葉があるだけで、少し心が軽くなることがあります。


このページでは、京都新聞(朝刊)「窓」欄に掲載されたコラムを中心に、暮らしの中で見つけた小さな気づきをお届けします。


読んだあと、ほんの少し心が安らぐような場所になれば嬉しいです。

2021年5月15日(土曜日)京都新聞・朝刊掲載

強がりより つながる勇気  

骨がポキッと折れると、病院に行って、医師の指示に従い、治療し、安静にできるのに、心がポキッと折れても、病院に行くことは珍しく、安静にせず、ひとりで何とかしようとする人が多いです。


どうしてこんなにも差が出るのでしょうか。


それは、心が目に見えないから、その傷の深さに気付きにくく、勝手に治るものだと思い込み、自分で何とかしなければいけないと思っているからでしょう。


これまで3万件を超えるカウンセリングをしてきましたが、真面目で責任感の強い人ほど、まわりに頼ることや休むことに罪悪感を抱き、たった一言「助けて」と言うことが難しそうでした。


そんな人たちに、「『助けて』と言うのは『自分に対する勇気であり、相手に対する信頼ですよ』」と言い続けてきましたが、それでもやっぱり「助けて」と言えない人が多くいました。


「せめて大丈夫なフリはやめて下さい」「無理に笑うこともやめて下さい」とも伝えてきましたが、今はみんなが大変な時期ですから、それも難しそうです。


でもどうか、これだけは覚えておいてほしいです。


心が折れた時こそ、強がりを手放して、まわりとつながる時です。